◇◆◇2007年 第78回宮様スキー大会国際競技会◇◆◇
◆◇CONTINENTAL CUP SKI JUMPING LADIES◇◆

◇FIS CUP◇

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◆スケジュール◆

1
3月8日(木)
3月9日(金)
3月10日(土)
3月11日(日)
女子
公式練習(宮の森)
COCJ-L(宮の森)
COCJ-L/宮様(宮の森)
宮様(大倉山)
男子
公式練習(宮の森)
FIS CUP/宮様(宮の森)
宮様(大倉山)
男女
公式練習(大倉山)
女子は9、10日がコンチネンタルカップ(COCJ-L) 、10日はCOCと宮様を兼ねる。男子は10日はFISカップと宮様を兼ね、11日は男女とも宮様大会。なお、10日の大倉山の公式練習は1本目の途中で中止された。
◆外国人参加選手◆

AUT
F IRASCHKO, Daniela ダニエラ・イラシコ
DRAGE, Tanja ターニャ・ドラゲ
M S INNERWINKLER, Stefan シュテファン・インナーヴィンクラー
S FALLMANN, David ダーヴィット・ファールマン
S FETTNER, Nicolas ニコラス・フェットナー
CAN
F TANAKA, Atsuko アツコ・タナカ
FIN
M S KOKKONEN, AkseliDominik アクセリ・コッコネン
GER
F GRAESSLER, Ulrike ウルリケ・グレースラー
M J WINKLER, David ダーヴィット・ヴィンクラー
NOR
F SAGEN, Anette アネッテ・サーゲン
JAHR, Line リネ・ヤール
M S TRANA, Sindre シンドレ・トラナ
S EVENSEN, Johan Remen ヨハンレメン・エヴェンセン
S HILDE, Terje テルヤ・ヒルデ
S RUD, Stig Sorensen スティク-ソレンセン・ルド
POL
M J KUBACKI, Dawid ダーヴィッド・クバキ
SLO F TEPES, Anja アニャ・テペシュ
LOGER, Eva エヴァ・ロガー
USA
F VAN, Lindsy リンジー・ヴァン
HUGHES, Abby アビー・ヒューズ
JOHNSON, Alissa アリッサ・ジョンソン
ELLIS, Brenna ブレンナ・エリス
M J ALEXANDER,Nicholas ニコラス・アレキサンダー
J=ジュニア選手 S=シニア選手
◆CONTINENTAL CUP SKI JUMPING LADIES◆
07年3月8日(木) 公式練習 HS100
23/23/23
嘉部恵梨奈(JPN) 66.0m/65.0m/63.0m
小浅星子(JPN) 75.0m/78.5m/71.0m
伊藤有希(JPN) 82.5m/84.5m/75.5m
金井理恵子(JPN) 84.5m/83.5m/78.0m
葛西賀子(JPN) 85.5m/69.5m/84.0m
タナカ(CAN) 80.0m/77.5m/79.5m
山田いずみ(JPN) 75.5m/79.5m/77.5m
渡瀬あゆみ(JPN) 80.0m/81.5m/87.5m
ヤール(NOR) 75.0m/90.5m/80.5m
ヴァン(NOR) 90.5m/92.0m/95.0m
イラシュコ(AUT) 82.5m/78.5m/84.0m
グレースラー(GER) 88.5m/86.5m/99.0m
ザーゲン(NOR) 90.0m/92.5m/89.0m

日本選手は、山田いずみ、渡瀬あゆみ、葛西賀子、金井理恵子、茂野美咲、竹田歩佳、伊藤有希、小浅星子、嘉部恵梨奈、平山友梨香、北村咲希、本山友香、佐藤さくら、山口瑞貴、澤谷夏花の15選手。
それにしても、みんな今のコの名前だ...名前でだいたい年がわかる...。

AUTのイラシコは相変わらずショッキングピンクの髪。数年前ほどの強さはないが、それでもラージではさすが。うなじに「混沌」、足首に「友情力」とタトゥを入れているという話だ。
07年3月9日(金) COC
11 ザーゲン(NOR) 89.0+93.5m/223.5点
12 ヴァン(USA) 83.5+93.5m/213.0点
13 グレースラー(GER) 86.5+88.5m/211.5点
14 伊藤有希(JPN) 84.0+88.5m/206.5点
15 金井理恵子(JPN) 82.0+86.0m/190.5点
15 ヤール(NOR) 75.5+90.5m/190.5点
17 山田いずみ(JPN) 76.5+85.5m/183.5点
18 渡瀬あゆみ(JPN) 80.0+80.5m/180.5点
19 イラシュコ(AUT) 78.0+82.5m/175.5点
10 葛西賀子(JPN) 74.5+80.5m/163.0点
07年3月10日(土) COC
11 ヴァン(USA) 92.0+91.5m/232.5点
12 ザーゲン(NOR) 88.0+94.0m/222.5点
13 伊藤有希(JPN) 84.0+95.0m/222.0点
14 グレースラー(GER) 88.0+91.5m/221.0点
15 ヤール(NOR) 84.5+92.5m/215.0点
15 イラシュコ(AUT) 90.5+85.5m/215.0点
17 山田いずみ(JPN) 85.5+88.0m/210.0点
18 渡瀬あゆみ(JPN) 80.5+92.5m/208.5点
19 金井理恵子(JPN) 79.5+89.0m/193.5点
10 葛西賀子(JPN) 78.0+85.5m/185.0点

伊藤有希ちゃん。金曜日のリザルトを見た東京のプレスが、「所属が下川小とあるけど、教員ですか?それともまさか小学生?」と聞いてきた。「小学6年生ですよ、取材してやってください」でもその方、現地入りしているわけではなかった...。有希ちゃんはコンバインドの伊藤克彦コーチの娘さん(タイガーマスクのヘルメットで飛んでいた伊藤直人さんの姪御さん)。ふだん、小学生の試合で自分の上にいるのは男の子。身長157cmだそうだから、もうけっこう大きい。この先、身長が伸び、体重が増えれば、テクニック、マテリアルと様々な問題が出てくるだろう。そのうちジャンプになんか興味がなくなってしまうかもしれない。今回、お姉さんたちを抑えて日本人トップだったように、中学生になって女子の試合に出れば、きっと連勝するんだろう。

女子ジャンプにワールドカップはなく、今のところコンチネンタルカップが一番上のカテゴリーの国際大会だ。2年後、2009年リベレッツ世界選手権で正式種目になるが、バンクーバー五輪での採用は見送られた。五輪正式採用の課題はすそ野を広げること、つまり競技人口を増やすことと、選手間の成績の格差。2年後、有希ちゃんが初代女子世界チャンピオンになったらすごい、そのときまだ14歳ですね。

写真はウルリケ・グレースラー(GER)。マルティン・シュミットブームは去ったが、ドイツで女子ジャンパーブーム、到来か?! いえ、あまりに綺麗なもので...。
コンチネンタルカップレディース総合
11 サーゲン(NOR) 1340点
12 グレースラー(GER) 1252点
13 ヴァン(USA) 1045点
14 イラシュコ(AUT) 998点
15 ザイフリーズベルガー(GER) 801点
16 ウィリス(CAN) 697点
17 ヤール(NOR) 589点
18 ザイファールト(AUT) 484点
19 ジョンソン(USA) 454点
10 山田いずみ(JPN) 396点
11 渡瀬あゆみ(JPN) 389点
20 葛西賀子(JPN) 220点
26 伊藤有希(JPN) 169点
30 金井理恵子(JPN) 154点
35 茂野美咲(JPN) 182点
36 平山友梨香(JPN) 180点
36 小浅星子(JPN) 180点
40 竹田歩佳(JPN) 157点
42 嘉部恵梨奈(JPN) 145点
51 北村咲希(JPN) 116点
54 本山友香(JPN) 113点
55 山口瑞貴(JPN) 112点
56 佐藤さくら(JPN) 111点
 ジャパンツアー(蔵王+札幌)
合計 蔵王1 蔵王2 札幌1 札幌2
11 グレースラー(GER) 310 100 100 160 150
11 ヴァン(USA) 310 180 150 180 100
13 サーゲン(NOR) 276 160 136 100 180
14 イラシュコ(AUT) 201 150 180 129 145
15 ヤール(NOR) 186 136 160 145 145
16 伊藤有希(JPN) 169 114 145 150 160
17 山田いずみ(JPN) 143 145 126 136 136
18 金井理恵子(JPN) 112 120 118 145 129
19 葛西賀子(JPN) 106 122 132 126 126
10 渡瀬あゆみ(JPN) 104 124 116 132 132
◆FIS CUP ◆
07年3月9日(金) 公式練習 HS100
ゲート
13
12
12
山田大起(JPN) 84.0m 91.5m 83.5m
東輝(JPN) 85.5m 94.0m
一戸剛(JPN) 77.5m 86.5m 80.0m
渡瀬雄太(JPN) 85.5m 86.5m
遠藤悠介(JPN) 88.0m 88.0m 78.0m
重松健太郎(JPN) 93.5m 83.5m 81.5m
ゲート
12
12
12
ヴィンクラー(GER) 88.0m 83.0m 81.0m
坂野幸夫(JPN) 92.5m 82.5m 82.5m
コッコネン(FIN) 93.0m 82.5m 79.5m
エヴェンセン(NOR) 94.5m 90.0m 89.0m
ファールマン(AUT) 92.0m 84.0m 82.0m
N.フェットナー(AUT) 91.5m 85.0m 78.0m
07年3月10日(土) 
11 エヴェンセン(NOR) 101.0+95.0m/258.5点
12 東輝(JPN) 193.5+98.5m/251.0点
13 坂野幸夫(JPN) 197.0+90.5m/240.0点
14 重松健太郎(JPN) 188.0+91.5m/223.0点
15 山田大起(JPN) 188.5+89.0m/216.5点
16 渡瀬雄太(JPN) 191.5+86.0m/216.0点
17 遠藤悠介(JPN) 190.5+85.5m/214.5点
18 コッコネン(FIN) 187.5+87.5m/212.5点
19 一戸剛(JPN) 191.5+84.5m/210.5点
10 西森享平(JPN) 186.5+88.0m/210.0点


今季、FIS CUPは中止が相次ぎ、予定されていた20戦のうち、開催されたのはわずか8戦。そのうち3戦が蔵王と札幌で行われた。

日本人のエントリーは、高野鉄平、山田大起、東輝、一戸剛、吉岡和也、渡瀬雄太、遠藤悠介、西森享平、重松健太郎、坂野幸夫の10人。

6日の蔵王、10日のFIS CUP兼宮様、11日の宮様と連勝したヨハンレメン・エヴェンセンはNORのAチームにも、Bチームにも、その他にも名前はないが、1月のNorge Cupで優勝している。COCにもFIS CUPにも成績は残っておらず、今回の蔵王と札幌が唯一の結果で、しかも2位、1位、1位。過去、怪我や病気でなかなか成績が出せなかったという。21歳でヤコブセンと同じ年。ノルウェーにはこんな選手がたくさんいるのかな。





◆第78回宮様スキー大会国際競技会◆

07年3月10日(土) ノーマルヒル 寛仁親王牌
総合
1 エヴェンセン(NOR) 101.0+95.0m/258.5点
2 東輝(JPN) 93.5+98.5m/251.0点
3 坂野幸夫(JPN) 97.0+90.5m/240.0点
4 金子祐介(JPN) 91.0+91.5m/228.0点
5 重松健太郎(JPN) 88.0+91.5m/223.0点
6 竹花健汰(JPN) 80.0+97.5m/218.0点
成年組
1 エヴェンセン(NOR) 101.0+95.0m/258.5点
2 東輝(JPN) 93.5+98.5m/251.0点
3 坂野幸夫(JPN) 97.0+90.5m/240.0点
4 金子祐介(JPN) 91.0+91.5m/228.0点
5 重松健太郎(JPN) 88.0+91.5m/223.0点
6 山田大起(JPN) 88.5+89.0m/216.5点
少年組
1 竹花健汰(JPN) 80.0+97.5m/218.0点
2 成田祐介(JPN) 88.0+87.5m/205.0点
3 鈴木翔(JPN) 85.0+84.0m/196.5点
4 ヴィンクラー(GER) 84.5+81.5m/191.0点
5 渡部弘晃(JPN) 85.0+79.5m/182.0点
6 吉田功(JPN) 83.0+79.5m/182.5点
女子組
1 ヴァン(USA) 92.0+91.5m/232.5点
2 サーゲン(NOR) 88.0+94.0m/222.5点
3 伊藤有希(JPN) 84.0+95.0m/222.0点
4 グレースラー(GER) 88.0+91.5m/221.0点
5 ヤール(NOR) 84.5+92.5m/215.0点
5 イラシコ(AUT) 90.5+85.5m/215.0点
07年3月11日(日) ラージヒル 秩父宮杯
総合
1 エヴェンセン(NOR) 106.5m/85.2点
2 ファールマン(AUT) 106.0m/84.3点
3 東輝(JPN) 105.5m/83.4点
4 坂野幸夫(JPN) 103.5m/79.8点
5 桜井一義(JPN) 101.5m/76.2点
6 重松健太郎(JPN) 101.5m/75.7点
成年組
1 エヴェンセン(NOR) 106.5m/85.2点
2 ファールマン(AUT) 106.0m/84.3点
3 東輝(JPN) 105.5m/83.4点
4 坂野幸夫(JPN) 103.5m/79.8点
5 桜井一欽(JPN) 101.5m/76.2点
6 重松健太郎(JPN) 101.5m/75.7点
少年組
1 渡部弘晃(JPN) 102.0m/75.6点
2 鈴木翔(JPN) 93.5m/59.8点
3 問谷優斗(JPN) 87.0m/46.6点
4 宮下翔多(JPN) 80.0m/32.0点
5 和田圭充(JPN) 79.5m/31.6点
6 高橋寛大(JPN) 79.0m/31.2点
女子組
1 ヴァン(USA) 110.0m/93.0点
2 イラシコ(AUT) 106.0m/84.3点
3 サーゲン(NOR) 92.0m/53.6点
4 山田いずみ(JPN) 88.0m/49.9点
5 葛西賀子(JPN) 86.0m/44.8点
6 ジョンソン(USA) 85.0m/43.0点

10日(土)は女子はコンチネンタルカップ、男子はFIS カップを兼ねている。
宮様大会は少年組(2006年12月31日現在満18歳まで)と成年組(満19歳以上)の結果を合わせた総合優勝者が賜杯を受ける。日曜日は点数上は女子がトップだが、ゲートがちがうので残念ながら対象外。各組上位3人はメダルがもらえる。去年はノーマル(イナウアー)もラージ(シュリーレンツァウアー)もジュニア選手が総合優勝したが、今年は土日とも無名のノルウェー選手、成年組の優勝となった。


Hei, mitae kuuluu? 久しぶり...
アクセリ・コッコネンと宮様といえば、2002年。16歳、ジュニアのカテゴリーだった。引退宣言、というか、もう飛びたくないと言ってジャンプをしなくなったのは昨季。この宮様が国際大会の復帰戦だと思う。これは自主的に舞台上でスピーチ、アピールしてるところ。舞台から降りて、テレマークしたら、「テレマークはシャンツェでしてね」と言われていた...。しかし、ホント、ふつうのフィンランド人ではない。

今大会の成績はノーマルヒルが8位(87.5+87.5m/212.5点)、ラージが12位(91.5m/55.2点)。「辞めたい」とは言ってなかったみたいだけど。

そういえば、今季ブレイクしたアルトゥ・ラッピ(FIN)、彼も去年、宮様に来ている。シュリーリーしかり、イナウアーしかり、注目しているとちょっとおもしろい大会かもしれない。

原田雅彦コーチ。コーチになって初めてのシーズン。

「いやぁ、初めて気づいた。コーチもそうだけど、役員さんやお客さんて、ず〜っと外に立ってるんだものね。選手が大変て言うけど、選手は自分の番のときだけだもん、外にいるのは」
シーズン当初、そう言ってた。

それでも選手の方がずっと大変だと思う。でも、そんなことを言ってくれるのも原田コーチならではかも。そして世界選手権広報大使、お疲れさまでした。ノルッキーどらやき、おいしかったですか? そうそう、コピーは直りました、ちなみに、わたしが壊したわけではないですけどね。