2007/2008 第56回 ジャンプ週間
VIER SCHANZEN TOURNEE

■スケジュール■ 時間は現地時間。日本時間は+8時間 ↓check chanage↓
公式練習
12/29(土)14:30
12/31(月)11:30
1/3(木)12:001/5(土)13:00
1/5(土)15:00
予選
12/28(火)16:30
12/31(金)13:45
1/2(日)13:45 引き続き
1/5(水)16:301/6(日)14:45
試技
12/30(日)15:00
11/11(火)12:00
1/4(金)12:30 なし
1/6(日)15:00 なし
1本目
12/29(水)16:30
11/11(土)13:45
1/3(月)13:451/5(土)16:00
1/6(日)16:30
2本目
12/29(水)17:30
11/11(土)14:45
1/3(月)14:45
1/6(木)17:30

■ジャンプ週間総合■
合計点
B'hofen
B'hofen/総合
P'kirchen/総合
O'dorf
11 アホネン(FIN) 1085.8 251.6(1) 282.5(1)/834.2(1) 272.7(2)/551.7(3) 279.0(3)
12 モーゲンシュテルン(AUT) 1066.0 242.7(3) 271.4(2)/823.3(2) 256.0(6)/551.9(2) 295.9(1)
13 ノイマイヤー(GER) 1994.6 226.9(10) 249.6(7)/767.7(6) 258.6(3)/518.1(5) 259.5(7)
14 マリシュ(POL) 1979.7 232.1(6) 246.5(10)/747.8(9) 256.6(5)/503.5(10) 246.7(17)
15 ヴァシリエフ(RUS) 1977.5 231.6(7) 257.1(4)/746.6(10) 240.2(13)/488.5(12) 248.3(13)
16 キュッテル(SUI) 1959.3 208.8(25) 244.3(9)/750.5(8) 253.2(7)/506.2(8) 253.0(10)
17 バルダル(NOR) 1958.7 243.6(2) 226.6(19)/715.1(12) 245.1(11)/488.5(12) 243.4(18)
18 シュミット(GER) 1955.9 235.7(4) 232.1(11)/720.2(11) 227.5(19)/480.1(16) 252.6(11)
19 ヤコブセン(NOR) 1943.2 231.2(8) 220.3(23)/712.0(14) 280.7(2)/491.7(11) 258.3(8)
10 ハッポネン(FIN) 1936.6 223.5(12) 232.1(14)/713.1(13) 228.5(18)/481.0(15) 262.5(12)
12 シュリーレンツァウアー(AUT) 1902.3 90.5(42) 256.6(5)/811.7(3) 274.4(1)/555.1(1) 280.7(2)
14 ヒルデ(NOR) 1878.3 95.2(34) 253.5(6)/783.1(4) 251.7(8)/529.6(4) 277.9(4)
22 竹内択(JPN) 1756.9 218.3(17) 228.2(18)/538.6(24) 212.0(29)/310.4(32) 98.4(46)
27 栃本翔平(JPN) 1756.9 211.5(21) 107.1(32)/432.7(32) 93.3(49)/325.6(27) 232.3(25)
34 葛西紀明(JPN) 1512.1 190.2(30) 102.6(36)/321.9(38) 219.3(25)/219.3(37)
予選落ち
56 伊東大貴(JPN) 1206.4
予選落ち
106.2(33)/206.4(50) 100.2(44)/100.2(55)
予選落ち
63 湯本史寿(JPN) 1181.5 181.5(31)
予選落ち
予選落ち
予選落ち

WC総合ランキング

■OBERSTDORF■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 
第1戦:07年1月30日(日) オーバーシュトドルフ(GER)シャッテンベルクシャンツェ
K点:
120m HS: 137m シャンツェレコード: 143.5m/ペッテルセン(NOR)/03.12.29.
特徴:午後の早いうちは強い追い風が吹くことがある。助走路は急で踏み切り台が短くてむずかしい台。
歴代勝者:06:シュリーレンツァウアー 05:アホネン 04:アホネン 03:ペッテシェン 02:ハナヴァルト 01:ハナヴァルト 00:シュミット 99:シュミット 98:シュミット 97:船木

07年12月30日(日) モーゲンシュテルン、今季、7勝目。
11 モーゲンシュテルン(AUT) 136.0+141.5/295.9
12 シュリーレンツァウアー(AUT) 136.0+130.5/280.7
13 アホネン(FIN) 130.5+137.0/279.0
14 ヒルデ(NOR) 133.0+132.5/277.9
15 アマン(GER) 129.0+131.5/269.9
16 ロイツル(AUT) 134.5+126.0/269.4
17 ノイマイヤー(GER) 131.5+128.5/259.5
18 ヤコブセン(NOR) 124.5+131.5/258.3
19 パウリ(AUT) 130.0+126.5/258.2
10 キュッテル(SUI) 126.0+126.5/253.0
11 シュミット(GER) 127.5+124.5/252.6
17 マリシュ(POL) 126.0+124.5/246.7
21 ヤンダ(CZE) 122.0+123.5/238.2
25 栃本翔平(JPN) 120.0+123.5/232.3
43 コフラー(AUT) 126.0/103.3
46 竹内択(JPN) 113.0/98.4
・ドイツの選手たちが喪章を付けていて、ヘスさん、本当に亡くなってしまったんだなぁと思うと泣けた。ペーター、どうやら解任されない模様。
・1本目、転倒したコフラー。膝の怪我が疑われたが、検査の結果、大事には至っていないことが判明。ガルミッシュに参戦するかはまだ未定。
・竹内選手は1本目で敗退。残念。栃本選手はラッキールーザーとして2本目に進んだ。
・アホネン、やっと本調子? とくに2本目。常にこのジャンプができればAUT勢に対抗できる。アトミックの白い板、きれい。
・Vilbergはヴィルベリ? それはSWE読みではないのか? そのヴィルベルグ、130m飛んだパウリとの対戦に破れ、120.5mでもラッキールーザーで残れなかった。



07年12月29日(土) 公式練習+予選
予選
T1
T2
11 モーゲンシュテルン(AUT) 136.0/141.8 119.0(20) 124.0(20)
12 シュリーレンツァウアー(AUT) 137.5/141.5 124.0(20) 125.5(20)
13 マリシュ(POL) 137.0/140.6 132.0(20) 135.0(23)
14 アマン(SUI) 132.5/136.0 136.5(23) 128.5(23)
15 アホネン(FIN) 128.5/130.8 129.5(20) 137.0(23)
16 ノイマイヤー(GER) 129.0/129.2 133.0(23) 119.5(23)
17 ストッフ(POL) 127.0/127.1 123.0(23) 127.5(23)
18 ハッポネン(FIN) 126.5/126.7 125.0(23) 126.0(23)
19 ロイツル(AUT) 126.0/126.3 119.5(20) 125.5(20)
10 リンドストローム(FIN) 125.5/123.4 110.5(23) 124.0(23)
14 シュミット(GER) 125.0/122.5 118.0(23) 132.5(23)
16 キュッテル(SUI) 124.0/121.7 126.0(20) 128.0(23)
17 コフラー(AUT) 123.5/121.3 121.0(20) 126.0(20)
21 栃本翔平(JPN) 122.5/117.0 110.5(23) 120.5(23)
25 竹内択(JPN) 121.5/115.2 105.5(23) 121.5(23)
30 ヤコブセン(NOR) 120.0/112.0 124.5(23) 133.0(23)
34 ヤンダ(CZE) 118.5/110.3 129.0(23) 127.5(23)
ヒルデ(NOR) 113.0(20) 131.0(20)
not qualified
51 葛西紀明(JPN) 114.5/102.1 125.0(23) 124.0(23)
54 伊東大貴(JPN) 115.0/101.5 129.5(23) 118.0(23)
57 湯本史寿(JPN) 113.5/97.8 106.0(23) 115.0(23)
予選トップは本命、モルギ。2位は去年の優勝者、シュリーリ。ヒルデは予選ではスーツが大きすぎて失格。シードされているので最終順位(50位)で本戦に進んだ。葛西、伊東は残念ながら予選落ち。追い風だったようだ。気温が高く、シュプールにも問題があったらしい。

主な対戦
20.コッホ v.s. 25.竹内択
46.ウアマン v.s. 6.アホネン
29.クランイェッツ v.s. 22.栃本翔平
47.ムジオール v.s. 4.アマン
34.ヤンダ v.s. 17.コフラー
48.コート v.s. 3.マリシュ
35.ペッテシェン v.s. 16.キュッテル
49.ルメレン v.s. 2.シュリーレンツァウアー
37.セドラク v.s. 14.シュミット
50.ヒルデ v.s. 1.モーゲンシュテルン

■ ■GARMISCH-PARTENKIRCHEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第2戦:08年1月1日(火) ガルミッシュ-パルテンキルヒェン(GER)オリンピックシャンツェ
K点:
125 m HS: 140 m シャンツェレコード: 136.5 m ヴィルベルグ(NOR) 07.12.01.
特徴:技術的に多くを要求される台。向かい風であることは珍しく、上昇気流もほとんどない。助走中はいいのか悪いのかわからず、距離を聞いてやっとわかる。
2007年、改修ではなく、取り壊して新築された。K115/HS125から、K125/HS140へ。150mまで飛べるという。助走路は急になり、テーブルは短くなった。プロフィール上は平らになったがラディウスは大きくなった。リフトがまだできてないので、選手は階段を上らなければならない。
歴代勝者:07:キュッテル 06:ヤンダ 05:アホネン 04:ペッテシェン 03:ペテルカ 02:ハナヴァルト 01:葛西 00:ヴィドヘルツル 99:シュミット 98:船木

08年1月1日(火) シュリーレンツァウアー、今季、初優勝。4HT総合でもトップに。
11 シュリーレンツァウアー(AUT) 132.0+141.0/274.4
12 アホネン(FIN) 139.0+135.0/272.7
13 ノイマイヤー(GER) 131.5+135.5/258.6
14 コウデルカ(CZE) 132.0+132.0/256.7
15 マリシュ(POL) 133.0+131.5/256.6
16 モーゲンシュテルン(AUT) 129.5+133.0/256.0
17 キュッテル(SUI) 132.5+129.0/253.2
18 ヒルデ(NOR) 133.0+128.5/251.7
19 アマン(GER) 128.5+132.0/247.4
10 ロイツル(AUT) 127.5+130.0/246.5
19 シュミット(GER) 124.5+125.5/227.5
20 コフラー(AUT) 123.0+126.0/227.2
25 葛西紀明(JPN) 125.0+121.0/219.3
29 竹内択(JPN) 124.0+118.5/212.0
44 伊東大貴(JPN) 119.0/100.2
49 栃本翔平(JPN) 126.0/93.3
・これまでずっといいジャンプはしていたが勝てなかったシュリーレンツァウアーが2本目、シャンツェレコードを飛んで、1本目2位から、今季、初勝利。
・アホネンは通算100回目の表彰台だったそう。「1本目、明らかにリードしていたのに2位になったことにはちょっとガッカリしている。もちろん、いいリザルトだが」
・ノイマイヤーは初の表彰台。ドイツチームにとってもうれしい。
・栃本選手、転倒で残念ながら2本目に進めなかった。
・6位になったモーゲンシュテルンはWC総合ではトップを保っているが、ジャンプ週間総合では2位に落ちた。
・ジャンプ週間総合では上位3人が接戦。



07年12月31日(月) 公式練習
T1 G25
T2 G22
ショフト(GER) 117.0 117.0
湯本史寿(JPN) 122.0 118.5
ヤンダ(CZE) 123.5 124.5
栃本翔平(JPN) 123.5 127.5
ラッピ(FIN) 129.0 128.0
ストッフ(POL) 134.0
DNS
G23
竹内択(JPN) 125.0 122.5
伊東大貴(JPN) 123.0
DNS
葛西紀明(JPN) 135.0 120.5
G21
コッホ(AUT) 135.5
DNS
ヤコブセン(NOR) 127.0 120.5
ノイマイヤー(GER) 130.5
DNS
マリシュ(POL) 134.0 133.0
ルメレン(NOR) 128.5 131.0
G20
アマン(GER) 125.0 135.5
キュッテル(SUI) 126.5 132.5
ヒルデ(NOR) 127.5 132.5
アホネン(FIN) 134.5
DNS
ロイツル(AUT)
DNS
130.0
シュリーレンツァウアー(AUT) 126.0 132.5
モーゲンシュテルン(AUT)
DNS
133.0
まず4人飛んだところでインラン整備のため中断。その後20分の中断のあと、2:30リスタートとなったが、強い降雪のため、今日の予選は中止、明日の試技に代えて行われる。そのため本戦はKO方式ではなくなる。
■ ■ ■INNSBRUCK■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第3戦:08年1月4日(金) インスブルック(AUT) ベルクイーゼル-シャンツェ
K点:
120m HS: 130m シャンツェレコード: 136.0m マリシュ(POL) 04.09.11. 
特徴:風の状況は変わりやすい。向かい風を得れば距離を出せる台。スタートからインスブルックの街と墓地が見える。「踏み切り台は短く、着地面のRがきつくてブレーキングトラックはいつも凍ってる」とトーマに言わしめたこの台も01年K120に改修され、ブレーキングゾーンも作り替えられた。
歴代勝者:07:ヤコブセン 06:ビストール 05:アホネン 04:ジョンタ 03:アホネン 02:ハナヴァルト 01:マリシュ 00:ヴィドヘルツル 99:葛西 98:船木

■インスブルックのすべての日程は強風のため中止となった。
代わりにビショッフスホーフェンで2試合行われる。新たなスケジュールは次の通り
08年1月5日(土) 13:00 公式練習 引き続き 予選
08年1月5日(土) 16:00 試合開始
08年1月6日(日) 14:45 予選
08年1月5日(土) 16:30 試合開始
前日に予選が行われないので、試合はKO方式では行われない。

08年1月5日(土) ビショッフスホーフェン(AUT)
アホネン、今季初、通算33勝目。4HT総合でもトップに。
11 アホネン(FIN) 139.5+138.0/282.5
12 モーゲンシュテルン(AUT) 138.0+132.5/271.4
13 アマン(GER) 126.5+139.0/259.4
14 ヴァシリエフ(RUS) 133.0+131.5/257.1
15 シュリーレンツァウアー(AUT) 132.5+132.0/256.6
16 ヒルデ(NOR) 129.5+133.0/253.5
17 ノイマイヤー(GER) 130.0+132.0/249.6
18 ロイツル(AUT) 130.5+127.5/246.4
19 キュッテル(SUI) 132.5+126.0/244.3
10 マリシュ(POL) 130.5+128.0/246.5
11 シュミット(GER) 125.5+131.5/232.1
18 竹内択(JPN) 129.5+122.0/228.2
32 栃本翔平(JPN) 122.0/107.1
33 伊東大貴(JPN) 121.5/106.2
36 葛西紀明(JPN) 119.5/102.6
・アホネンがついに勝った。最後に勝ったのは05/06のジャンプ週間のビショッフスホーフェンだからほぼ2年ぶり。彼にとってこの台は特別のようだ。1本目が終わって2位のモーゲンシュテルンとの差は1.2点、ちょうど1m。逆転もあり得た。アホネンが4HT総合を獲れば5回目で新記録。10.9点差は距離にして約10m。2本5mずつ置いて行かれない限り勝てる。それもなくはないが。
・湯本選手は予選落ち。
・シュリーレンツァウアーは5位で4HT総合の首位を明け渡したが、予選で145mを飛んで伊東大貴の持っていたシャンツェレコードを更新した。
・竹内選手。1本目フェットナーが飛ぶまで1位だった。12位で折り返す。
・伊東選手も栃本選手も予選では悪くなかった。そのうち試合で2本そろえられるようになるのを願う。
■ ■ ■ ■BISCHOFSHOFEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第4戦:08年1月6日(日) ビショッフスホーフェン(AUT) パウル-アウサーライトナー-シャンツェ
K点: 125m HS: 140m シャンツェレコード:143.0m 伊東大貴 05.01.06.
特徴:すばらしい向かい風であることもある。大変危険な横風が吹くことも。ハナヴァルト:「永遠に助走が続くんじゃないかと思える。ず〜っとクラウチングしていて速さの感覚がなくなる、シャンツェが広いから。そうすると踏み切り台が来て、踏み切らなければならない。まだ何にも見えないのに」
歴代勝者:07:シュリーレンツァウアー 06:アホネン 05:ヘルヴァルト 04:ペッテシェン 03:ルメレン 02:ハナヴァルト 01:マリシュ 00:ヴィドヘルツル 99:ヴィドヘルツル 98:ハナヴァルト

08年1月6日(日) ビショッフスホーフェン(AUT)
アホネン、連勝。史上初、5度目の4HT総合優勝達成。
11 アホネン(FIN) 126.0+136.0/251.6
12 バルダル(NOR) 132.5+124.5/243.6
13 モーゲンシュテルン(AUT) 121.0+135.5/242.7
14 シュミット(GER) 121.5+132.5/235.7
15 コルニロフ(RUS) 120.0+132.0/232.6
16 マリシュ(POL) 120.0+132.0/232.1
17 ヴァシリエフ(RUS) 126.0+127.0/231.6
18 ヤコブセン(NOR) 128.0+123.5/231.2
19 カレリン(RUS) 120.5+130.0/227.9
10 ノイマイヤー(GER) 119.0+131.5/226.9
17 竹内択(JPN) 120.5+125.5/218.3
21 栃本翔平(JPN) 124.0+118.5/211.5
30 葛西紀明(JPN) 117.5+114.0/190.2
31 湯本史寿(JPN) 117.5+110.0/181.5
34 ヒルデ(NOR) 116.5/95.2
35 アマン(GER) 116.0/94.5
42 シュリーレンツァウアー(AUT) 114.5/90.5
1本目、雨でシュプールが緩み、時間が経つにつれて助走速度が遅くなり、追い風も強まる。シード選手はことごとく敗退。ひょっとしてキャンセル?と思う。でも、今のTV中継を鑑みた試合スケジュールではかなり難しい。アホネン、3位、モーゲンシュテルン9位。成立だ。2人の点差は10点。飛型点に差がないとしてモルギィが8.5m遠くに飛べば勝てる。可能性は低いがこの条件ならなくはない。2本目、3つもゲートが上がる。今季これまでアホネンにとっては助走スピードが速すぎる、条件的にAUT勢に有利だとも書かれてきた。モルギィが完璧なジャンプで135.5飛んだとき、ふとそんなことが頭をかすめる...。でも、アホネンのジャンプは涙が出そうなほどすばらしかった。神がかってる。
・バルダル:「最後に飛ぶのは初めてですごく緊張した。ヤンネがいいジャンプをしたと聞いて余計緊張した」いいジャンプで、ひょっとしたらと思ったが。2度目のWC表彰台で2位は自己最高。
・アホネン:「5回目の総合優勝、何年か後に偉大さがわかるのだろう。今は気分がいい。うちに帰ったらもっとよくなるだろう。引退についてはまだ話さない。シーズンが終わったらよく考える」30歳。引退は年齢で決めるものではない。それはその通り。でも、トリノがおそらく最後の五輪だろう、とか、引退を臭わせているのは本人だ。まだまだできると思うし、いつまでも見ていたい。でもトップ争いができなければ彼にとっては意味がないのだろうし、2人の子供の父としてはそろそろ旅暮らしも辞めなければね...。老けたな、と思う。いや、渋さが増したと言うべきか。私は知ってたよ、あなたのチャーミングさ。
・FINの不調の原因は何かと聞かれて、ニクネンのモチベーションの問題でしょう、と木下監督。だよねぇ...。ニクネンはトリノの後、遅くとも昨季で交替すべきだったと思う。昨季、代わらなかったのでちょっと驚いた。世界中にFIN人の監督がいるのに、自国には候補者がいないのかな。
・モルギィの今季の狙いはあくまでも総合。ジャンプ週間にはあと10回だって出られる。シュリーリィ:「自国開催のWCで2回目に進めないなんて悲しいよね。でも、まだボク若いからさ」2人がかりでもアホネンを倒せず。