1月20日(金) 公式練習
先週のCOCで成績のよかった選手、WCの注目選手、日本選手の練習結果。 STV杯の2本目、岡部選手は5つ下のゲートで128.0mを飛んで勝った。そのゲートは20番ゲート、他の選手が25番ゲート。COCとWCではスピードにしてして2、3km/hはちがう。1km/hで飛距離にして5〜10mちがうと言われる。 |
1月20日(金) 記者会見 最初に会見場に来たのはリューケルソイ。もう待てないから彼一人で始めるかというときに、お買い物帰りのロムレンが来た。ヴィドヘルツルは「忘れていた(ホントかいな?!)」とかで現れなかった。 ロアー・リューケルソイ:「札幌は大好き。旅もあまり気にならない。いい成績を残してオリンピックに選ばれたい」 ビヨルン−アイナル・ロムレン:スロースタートは作戦か?と聞かれて。「予定では最初からガツンと行くはずだったが、雪上の練習不足でかなわなかった」 外国人選手の会見のあとで日本のオリンピック選手(岡部/伊東/葛西/一戸/原田/伊藤)の会見があった。日本の記者って不思議だ。こんな絶好の機会なのに、もっとほかに聞くことないのかな...。例えばリューケルソイ(29歳)に「岡部選手は35歳であることをどう思うか」って聞いてみたり...。もういいよ! 積極的に質問が出るわけでもなく、でも、人がした質問の答えは記事にしっかり使われている。ああ、不思議だ。こんなお粗末な会見だと、来てもらうのも申し訳なく思う。ヴィドったら、そこんとこ、読んでる? |
1月21日(土) ワールドカップ 第13戦 札幌大会 ロムレン、今季初優勝。通算5勝目。
2本目、雪が降っているが、風は安定してきているように見えた。リューケルソイが2本目初のK点越えでトップに立ち、ロモレンはさらにそれを上回る。いやが上にも期待は高まる...。緊張したのか、技術の差というより、勝ち慣れてなさが出たのでしょう。「勝てたのに」と思う。勝てなくてなおさわやかな大貴クンと、悔しさ爆発の岡部クン。「明日こそ」と思う。 札幌ではここ7戦でノルウェー人が6勝している。 ロムレン:「1本目はすごい向かい風でビックリしたけど、踏み切りをきちんとすることだけを考えた。これが今季唯一の優勝にならないようにしたい」 リューケルソイ:「練習ではあまりいい感じではなかった。テクニックをフライングからラージ用に変えなければいけなかったので。苦しんだあと、ここでどう飛べばいいかわかった。2位には満足」 WCのスケジュールはタイトだ。以前は公式練習が2日間あったこともあったのに。リューケルソイ、たった3本で大倉をつかんだ?! 得意な台とは言え、すごい!! 岡部:「これまでもよくトレーニングしてきたが、斉藤コーチになってからよくできている。彼はずいぶん長くボクのことを知っていて、よくなるためにどうすればいいかよくわかっている。今日のジャンプには、まったく満足というわけではない。もっとよくできたと思うから。とくに2本目はあまりよくなかった」NHKに対する冷たいインタビューの受け答えがステキだった... |
1月22日(日) ワールドカップ 第14戦 札幌大会 リューケルソイ、今季初、通算11勝目。
リューケルソイが1本目140mを飛んでトップに立ったとき、これはもう勝ったな、と思った。終わってみれば2位になった伊東大貴とはわずか0.5点差だったわけだけど。 リューケルソイは2003年札幌でWC初優勝を果たすと、2004年札幌は2連勝、2005年は1勝、そして今年で5勝目。通算11勝のうち半分近くを札幌で勝っている。 |
各国こぼれ話 主力が出場せず、チャンスを与えられたのに、それを生かせたのは、FINのイコネンとNORのバーダルぐらいだった。
ドイツ:6人のうち5人がコンチからの居残り組。ホッケもコンチに来る予定だったが飛行機に乗れず、クルムのフライングに出てから札幌に来た。そのホッケと世紀の逸材と言われるメヒラーには札幌が五輪行きの最後のチャンスだった。1日目は全員が決勝に進めず、2日目はホッケが29位、メヒラーは44位で、2人の五輪行きはなくなった。ドイツのオリンピックメンバーはウアマン、シュペート、ヘル、ノイマイヤー、そしてシュミットが予定されている。 それはドイツのカイくんなんかにも言えるんだけど。マリオ、エリック、ユリアン...みんなかわいいのに、あまりに成績が悪くて、全然、笑顔が見られないのはすごく残念。これまで長いこといろんなスポーツを見てきたけど、どんな競技でも女性ファンは、いわゆる"イケメン"選手を応援したいものだけど、まずはレギュラーになってくれないことには、試合で見られないし、スポーツ選手たるもの、ユニフォームのときが一番カッコよくないといけない(別にユニフェチではない)。 さてこの日本の好結果で誰もが五輪のメダルを口にするようになったが、冷静な人は札幌にはトップは来ていないから、測れないと言い続けている。どうだろう? トップがそろって来札した2004年は2戦ともリューケルソイが勝っている。ゲートとスピードを今年と比べてみる。今年のリューケルソイはまちがいなく一流でしかも大倉が得意だが、アホネンやヤンダが来ていたらもっとゲートが下がっていたかもしれないし、トップにこの2人がくるとなると日本勢は表彰台に乗れていない...。このいい感じのまま五輪に入るには、もうザコパネもヴィリンゲンも飛ばない方がいいかもしれない、と思う。
|
ワールドカップスタンディング
|