2月28日(金)マリシュ、2つ目の金メダル。 1.アダム・マリシュ 104.0+107.5m/279.0点
2.トミー・インゲブリックセン 100.5m+105.0/263.0点
3.葛西紀明 99.0+104.0m/259.5点
4.宮平秀治 101.0+101.0m/259.0点
24.ハナヴァルト 95.0+94.0m/226.5点 アホネン、シュミット、ヴィドヘルツル、ペターセンら主要国の主要ジャンパーが不調で帰国して行われたノーマル個人戦。 マリシュは当然として、ビックリはインゲブリックセン。しかもノーマルで...。シーズン前、引退も考えたという彼。タバコ辞めたの?とかアルコール辞めたんじゃない?といった憶測の中、見事復活。「絶対できる」と信じさせたのはもちろんミカ。葛西もいけそうで、いけたのでよかったです。 さて、続くオスローではどうなるのか?総合はハナヴァルト、マリシュ、ヴィドヘルツル、アホネンの争いになるのでしょうが、まったく読めません...。
NEW! 2月23日(日)団体戦 フィンランド、危なげなく金メダル。 1.フィンランド(アホネン、キウル、ラッピ、M.ハウタマキ) 1046.6点
2.日本(船木、東、宮平、葛西) 1010.1点
3.ノルウェー(インゲブリックセン、ビストール、ペターセン、ロモレン) 991.9点
4.ドイツ(シュミット、シュペート、ウアマン、ハナヴァルト) 963.3点
5.オーストリア(ヘルヴァルト、コフラー、ヴィドヘルツル、リーグル) 961.8点
6.スロヴェニア(ゾンタ、ベンコヴィッチ、ペテルカ、クランイェッツ) 954.5点 とにかくこの台では筋力の強いジャンパーが有利で、一番筋力的に優れているチーム、フィンランドが金メダルを取った。いい若手もエースもしっかりした中軸がいてこそ生きるのでしょう。 ドイツはもともとハナヴァルトしかいなくてその彼が不調となるとどうしようもない。 NORはこれで満足のようです。あんまり一度に目標を達成しちゃうとよくないって。 AUTはリーグルの転倒よりもコフラーがかわいそうでした。泣きそうだった。
2月22日(土)マリシュ、金メダル。葛西、銅。
マリシュが満を持して、今シーズン初勝利を上げた(WC総合にはカウントされないが)。 1本目、M.ハウタマキとマリシュはともに134mのシャンツェレコードを飛び、飛型点でマッティがわずか0.5点リード。2本目、136mを飛んだマリシュが金メダルを手にした:「プレッシャーはなかった。今年の初勝利がWMのK120とは、この勝ちをずっと忘れない」惜しくも金メダルを逃したマッティ:「2本ともいいジャンプだった。これ以上はできない。きょうのマリシュを負かすのは難しい。彼が本当に一番だった。銀メダルには満足している。取れるなんて期待していなかったから」3位にはトレーニング、予選と好調だった葛西が入った:「とてもいい試合だった。この冬のボクのベストジャンプ。マリシュはすごかった」 優勝候補、ハナヴァルトは1本目4位とまずまずだったが7位に終わった。この台は踏み切りの強い選手に有利な台。フライトが持ち味の彼には向いていなかった。 アホネンは1本目120mを飛び、バランスを崩して転倒。35位で決勝に進めなかった。
1.アダム・マリシュ 134.0+136.0m/289.0点
2.マッティ・ハウタマキ 134.0m+133.5/286.5点
3.葛西紀明 131.0+130.5m/273.2点
4.トミー・インゲブリックセン 129.0+131.5m/266.9点
5.宮平秀治 130.0+130.5m/264.4点
6.プリモジュ・ペテルカ 127.0+128.5m/260.9点
7.スヴェン・ハナヴァルト 129.5+125.0m/260.6点 期待されていたAUT勢のトップはリーグルの8位(125.0+129.0m/257.2点)。ヴィドヘルツルは11位だった(124.5+124.0m/247.3点)。 これで団体戦のメダル候補に日本(船木15位、東38位)とFIN(キウル10位、ラッピ12位)が浮上してきた。ドイツはドゥフィに代えてシュペートを使うが、メダルは・・・??
2月21日(金)葛西、予選トップ
1.葛西 131.5m/138.7点
2.ハウタマキ 130.0m/136.0点
3.マリシュ 128.5m/131.8点
4.インゲブリックセン 127.0m/127.6点
5.宮平 125.5m/126.4点
6.ラッピ 125.5m/125.4点 AUTでトップはヴィドヘルツルの10位(123.0m/120.9点)、リーグルは61位(94.5m/56.1点)だったが総合5位なのでシードされている。 ハナヴァルトは助走路がフラットで追い風の吹くこの台があまり好きではないらしく21位(119.5m/138.7点)。シュミットは22位(116.0m/105.8点)で未だブレイクせず。 アホネンは12位(120.5m/117.4点)。トレーニングよりよくなってきている。 船木は15位(120.5m/108.6点)、東は31位(110.0m/93.5点)だった。 本番に期待しましょう!
2月20日(木) 公式練習2 またもやマッティ(126.0/126.0/127.0m)、そしてマリシュ(118.0/126.0/125.5m)、AUTではリーグル(114.5/128.5/124.0m)。葛西(116.5/127.5m)も好調を保っている。チームとしては全体的にFINがいい。アホネンはあまりよくなかったが(114.5/117.0/114.5m)、ラージの予選にはリンドシュトロームを除いた4人が臨む。AUTはヴィドヘルツル、ヘルヴァルト、リーグル、ナギラー。GERのハナヴァルト、シュミット、ウアマンは飛ばなかったが、メヒラーがはずれる。NORではインゲブリックセンが好調。ペターセンは3本目にマッティと同じ127mを飛んだが転倒した。予選には出る予定。
AUT:団体金メダル候補〈その1〉 ヴィドヘルツル(2位)、ヘルヴァルト(5位)、ナギラー(16位)、モーゲンシュテルン(20位)、コフラー(11位)。この中でWCで勝っていないのは最後にノミネートされたコフラーのみ。モーゲンシュテルンはリベレッツで勝っているし、JWMでは2冠。もちろんAUTは国別ではダントツでトップ。全員が勝てるジャンパーだ。
NOR:団体金メダル候補〈その2〉 ペターセン(8位)、ヨケルソイ(9位)、ロモレン(13位)、ビストール(21位)、インゲブリックセン(28位)。こちらは優勝経験者3人。国別2位。ロモレンは前回のラハティに出ているが、ペターセン、ビストールは初出場。そして最後に選ばれたのがノルウェー選手権で2連勝したインゲブリックセン。どこまでNOR特有の力まないでいられるかにかかっている。
FIN:国別3位、メダルは取りたい
アホネン(3位)、M.ハウタマキ(17位)、ラッピ(22位)、キウル(25位)、リンドシュトローム(28位)。昨シーズンはマッティが絶好調でアホネンがやっと五輪に間に合った。今年は逆でマッティは今、とてもいい。前回、地元ラハティでは個人、チームともに最有力優勝候補だったが、今回、団体は表彰台に届くか。
GER:団体タイトルホルダー ハナヴァルト(1位)、シュミット(24位)、ウアマン(18位)、シュペート(27位)、メヒラー(42位)、ドゥフナー(46位)。シュミット、ウアマンは早くにWM規準を満たしたが、今は不調。シュペート、メヒラーは経験不足。そんなチームの保険(?)にドゥフィが投入された。大イベントに強いドイツも今回はつらいか...。ハナヴァルトは最有力優勝候補だが。
SLO:ソルトレイクでは団体3位
ペテルカ(6位)、ゾンタ(15位)、クランイエッツ(19位)、フラス(30位)、メドヴェド(53位)、ベンコヴィッチ(61位、JWM2位)。ソルトレイクでは団体銅メダルを取っているスロヴェニア。今シーズン今イチだったクランイエッツが調子を戻してきている。こちらも3位狙いか。現在国別5位。SLO、POLあたりが実質的な日本のライバルか。
JPN:がんばれ、最年長チーム 宮平秀治(12位)、葛西紀明(14位)、船木和善(34位)、高野鉄平(44位)、東輝(45位)。みんなけっこう上り調子?! ヴィリンゲンの1・2フィニッシュで少しは弾みがついた? 現在、国別6位。ベストを尽くして何位に入れるか。平均年齢27.2歳。
2月19日(水) 公式練習 1 最初の公式練習でトップだったのはM.ハウタマキ(124.5/132.5/127.0m)。フィンランド選手権から好調を維持している。この日、マッティは新しいウェアで飛んでいたらしい。葛西も3本目126.5mでヴィリンゲンの優勝がついていただけではないことを示した。ハナヴァルト124.5m、アホネン122.5m。アホネンが札幌の会見で「AUTのウェアをどう思うか」と聞かれ、「試してみたいけど、今のところ作ってくれる人がいない」と言っていたけど、見つかったのかな? AUT、NOR、POLはまだ現地入りしていない。
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