■ ■ ■ ■BISCHOFSHOFEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第4戦:07年1月7日 ビショッフスホーフェン(AUT) パウル-アウセンライトナーシャンツェ
K点: 125m HS: 140m シャンツェレコード:143.0m 伊東大貴 05.01.06.
シュリーレンツァウアー、誕生日にV。WC通算4勝目。
11
|
シュリーレンツァウアー(AUT) |
139.5+141.0m/291.9点
|
12
|
ヤコブセン(NOR) |
137.5+142.0m/289.1点
|
13
|
アマン(SUI) |
135.0+137.5m/275.5点
|
14
|
ヴァシリエフ(RUS) |
133.5+136.0m/269.1点
|
15
|
モーゲンシュテルン(AUT) |
133.0+132.5m/262.4点
|
16 |
パウリ(AUT) |
132.0+131.0m/254.9点 |
17 |
キュッテル(SUI) |
130.5+132.0m/254.0点 |
18 |
マリシュ(POL) |
129.5+133.5m/252.4点 |
19 |
ストッホ(POL) |
126.5+134.5m/251.3点 |
10 |
ウアマン(GER) |
127.0+132.5m/248.1点 |
11 |
アホネン(FIN) |
128.0+130.5m/246.3点 |
12 |
ラッピ(FIN) |
131.0+128.0m/246.2点 |
27 |
ヤンダ(CZE) |
123.5+122.0m/220.4点 |
31 |
伊東大貴(JPN) |
123.0m/110.4点 |
42 |
葛西紀明(JPN) |
119.0m/100.7点 |
47 |
伊藤謙司郎(JPN) |
116.0m/94.8点 |
49 |
岡部孝信(JPN) |
114.0m/91.2点 |
この日、17歳の誕生日を迎えたシュリーレンツァウアーがジャンプ週間で2勝目を挙げ、2位になったヤコブセンが総合優勝を果たした。 注目の対戦、シュリーレンツァウアー vs アマン、キュッテル vs マリシュ、アホネン vs ヤコブセンは負けた方もラッキールーザーで2本目へ。日本勢は1人も2本目に進めなかった。マルティン・シュミットと当たったこの台のレコードホルダー、伊東大貴はもう少しで敗者復活だったが、惜しかった。 ジャンプ週間初出場のヤコブセンは「ジャンパーみんながとてもいい雰囲気だった」と言っている。アマンも「今まで一番よかった」と。これまで控え室といえば、すごく緊迫した雰囲気だったのに...。かつてのチャンピオン、シュミットやマリシュ、アホネンでさえ太刀打ちできない若手の大ジャンプ...。時代は確実に変わっていると痛感した第55回ジャンプ週間だった。
1月6日 予選
11
|
ヤコブセン(NOR) |
134.5m/133.6点
|
12
|
マリシュ(POL) |
136.5m/131.7点
|
13
|
アマン(SUI) |
129.5m/123.6点
|
14
|
ラッピ(FIN) |
129.5m/123.1点
|
15 |
モーゲンシュテルン(AUT) |
137.0m/139.6点 |
10 |
ウアマン(GER) |
137.5m/139.5点 |
19 |
伊藤謙司郎(JPN) |
128.0m/120.4点 |
28 |
ヤンダ(CZE) |
125.0m/114.0点 |
33 |
伊東大貴(JPN) |
124.0m/112.2点 |
43 |
岡部孝信(JPN) |
122.5m/109.0点 |
44 |
葛西紀明(JPN) |
123.0m/108.9点 |
シード選手に入ってまずゲートが2つ下がり、52番から56番までが32番ゲート、モーゲンシュテルンが30番ゲート、そして最後の4人は28番ゲートで飛んだ。アホネン、キュッテル、シュリーレンツァウアーは予選をパス。これによって本戦の対戦がおもしろくなった。
対戦
32.コッロレド(ITA) vs 36.伊藤謙司郎(JPN) 34.伊東大貴(JPN) vs117.シュミット(GER) 43.岡部孝信(JPN) vs 8.ロイツル(AUT) 44.葛西紀明(JPN)vs17.M.ハウタマキ(FIN) 48. シュリーレンツァウアー(AUT)vs13.アマン(SUI) 49.キュッテル(SUI) vs 2.マリシュ(POL)
50.アホネン(FIN) vs11.ヤコブセン(NOR)
|
■ ■ ■INNSBRUCK■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第3戦:07年1月4日 インスブルック(AUT) ベルクイーゼル-シャンツェ K点: 120m HS: 130m シャンツェレコード: 136.0m マリシュ(POL) 2004.09.11.
ヤコブセン、ジャンプ週間初優勝。
11
|
ヤコブセン(NOR) |
129.0+128.5m/265.0点
|
12
|
モーゲンシュテルン(AUT) |
128.5+129.5m/263.9点
|
13
|
アマン(SUI) |
125.5+128.5m/261.5点
|
14
|
ラッピ(FIN) |
125.5+128.5m/257.7点
|
15
|
アホネン(FIN) |
125.0+126.0m/251.2点
|
16 |
マリシュ(POL) |
124.0+126.5m/249.9点 |
17 |
キュッテル(SUI) |
121.0+120.5m/234.0点 |
18 |
ヘルヴァルト(AUT) |
123.0+118.5m/231.2点 |
19 |
フェットナー(AUT) |
123.5+118.0m/230.7点 |
10 |
ウアマン(GER) |
115.5+126.0m/229.7点 |
11 |
シュリーレンツァウアー(AUT) |
121.0+119.0m/227.3点 |
28 |
葛西紀明(JPN) |
117.0+109.5m/202.2点 |
41 |
伊東大貴(JPN) |
112.0m/97.1点 |
モルギの地元優勝を制してヤコブセンがWC2勝目を挙げ、ジャンプ週間総合とWC総合でトップに躍り出た。シュリーレンツァウアーは2本とも条件にツキがなく11位に終わり、ジャンプ週間総合で2位から7位に。最終戦での総合優勝争いは表彰台にも立っていないラッピに注目。 ヤコブセン:「完璧な1日だった。自分のジャンプのときの条件はわからない。集中していたから。もちろん外からのものすごいプレッシャーは感じるが、チーム全員が助けてくれている。一緒に遊んだり冗談を言い合ったり、すばらしい雰囲気で、みんないい友達。きょう勝ったからと言って何も変わらない。ビショッフスでは結果に焦点を絞るのではなく、いいジャンプをすることが課題。いいジャンプにはたくさんの要因があるが、ここインスブルックはボクの日だった」 葛西はラッキールーザーで2本目に残ったものの28位に終わった。 伊藤謙司郎(102m/77.1点/53位)、岡部(99.5m/72.6点/56位)は予選落ちしている。 |
■ ■GARMISCH-PARTENKIRCHEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第2戦:07年1月1日 ガルミッシュ-パルテンキルヒェン(GER)オリンピックシャンツェ K点: 115m HS: 125 m シャンツェレコード: 129.5 m マリシュ(POL) 2001.01.01.
1本でうち切り。葛西、3位。
11
|
キュッテル(SUI) |
125.5m/135.9点
|
12
|
M.ハウタマキ(FIN) |
125.0m/133.0点
|
13
|
葛西紀明(JPN) |
128.0m/132.9点
|
14
|
シュリーレンツァウアー(AUT) |
123.0m/129.4点
|
15
|
ヤコブセン(NOR) |
122.0m/128.1点
|
15 |
ラッピ(FIN) |
122.0m/128.1点 |
15 |
ロモレン(NOR) |
122.0m/128.1点 |
18 |
シュミット(GER) |
122.0m/127.6点 |
19 |
ウアマン(GER) |
120.5m/124.7点 |
19 |
コフラー(AUT) |
123.5m/124.9点 |
12 |
マリシュ(POL) |
120.5m/123.9点 |
13 |
ヤンダ(CZE) |
120.0m/123.5点 |
16 |
アホネン(FIN) |
118.0m/118.0点 |
43 |
伊藤謙司郎(JPN) |
107.5m/98.0点 |
49 |
岡部孝信(JPN) |
98.5m/76.3点 |
風が巻き、雨でゆるむ助走路。元日、来季は改修されるガルミッシュでの最後のジャンプは1本で打ち切られた。 優勝はキュッテル。自分が飛んだ後、トップ選手のときは風が変わったと言っている。そして、葛西がHSを3mも越える最長不倒を飛んで3位に入った。飛型がよければ優勝も可能だった。「風の条件がとてもついていた。もともとガルミッシュの台はとても好き。飛んだときは向かい風だった」と葛西。上の表でもおわかりの通り、01年には勝ったこともある台だ。たとえそれが風の恩恵だったとしても、表彰台に立つと一般紙にも大きく取り上げられる。いくら試合としておもしろくても、競技として興味深くても、やはり、日本人が強くないと注目されないということがよくわかる。葛西選手本人のコメントでも、まだ調子が上がってこないことはよくわかる。謙司郎選手、岡部選手はポイントを取れなかった。運も実力のうちと言うけれど、次はぜひ、実力で表彰台に立ってほしい。
12月31日 予選
11
|
ヤコブセン(NOR) |
126.5m/133.2点
|
12
|
シュリーレンツァウアー(AUT) |
124.0m/131.7点
|
13
|
モーゲンシュテルン(AUT) |
120.0m/124.5点
|
14
|
アホネン(FIN) |
120.0m/121.5点
|
15 |
アマン(SUI) |
120.5m/121.4点 |
16 |
シュミット(GER) |
125.0m/133.0点 |
19 |
伊藤謙司郎(JPN) |
120.5m/122.4点 |
34 |
葛西紀明(JPN) |
114.5m/113.1点 |
43 |
岡部孝信(JPN) |
113.0m/108.4点 |
69 |
伊東大貴(JPN) |
86.5m/51.7点 |
対戦
19.メーリンガー(SUI) vs 36.伊藤謙司郎(JPN) 34.葛西紀明(JPN) vs117.ヴィドヘルツル(AUT) 35.イパトフ(RUS) vs 14.シュミット(GER) 43.岡部孝信(JPN) vs18.コフラー(AUT) 49.ボロニャーニ(ITA) vs14.アホネン(FIN) 49.チェヨンジク(KOR) vs 2.シュリーレンツァウアー(AUT)
50.ベンコヴィッチ(SLO) vs11.ヤコブセン(NOR)
シュミットがHSを飛び、シード選手はゲートが1つ下げられた。順位はシード選手の中で1位〜15位、16位からがシードされていない選手となる。 |
■OBERSTDORF■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第1戦:06年12月30日 オーバーシュトドルフ(GER)シャッテンベルクシャンツェ K点: 120m HS: 137m シャンツェレコード: 143.5m/ペッテルセン(NOR)/2003.12.29.
シュリーレンツァウアー、優勝。
11
|
シュリーレンツァウアー(AUT) |
135.5+142.0m/296.0点
|
12
|
キュッテル(SUI) |
133.5+136.5m/286.5点
|
13
|
マリシュ(POL) |
132.0+134.0m/280.3点
|
14
|
ヤコブセン(NOR) |
131.5+135.0m/279.7点
|
15
|
アマン(SUI) |
135.0+133.0m/276.9点
|
16 |
ラッピ(FIN) |
131.0+135.0m/276.3点 |
17 |
アホネン(FIN) |
132.5+131.0m/274.8点 |
18 |
コッホ(AUT) |
135.0+129.5m/270.6点 |
19 |
バーダル(NOR) |
130.0+129.5m/267.1点 |
10 |
モーゲンシュテルン(AUT) |
130.5+128.5m/265.2点 |
14 |
ヤンダ(CZE) |
121.5+123.5m/235.0点 |
26 |
伊藤謙司郎(JPN) |
123.5+118.5m/230.1点 |
45 |
伊東大貴(JPN) |
114.0m/100.7点 |
46 |
岡部孝信(JPN) |
112.0m/96.6点 |
16歳のシュリーレンツァウアーがジャンプ週間初参戦で初勝利をあげた。2本目はシャンツェレコードにあと1.5m。2位に9.5点も差をつけての優勝だった。今はリラックスも集中もできるという。リラックスしているから集中できるのだろう。 ライバル、ヤコブセンは予選で「シュリレンツァウアーを負かさないと試合には勝てない」というようなコメントをしていたが、ちょっと意識してしまったか、表彰台も逃した。 同じ16歳の伊藤謙司郎も初参戦。バーダルと当たり、対戦には負けたが敗者復活、ポイントを獲った。それはすごいことだが、伊東、岡部が敗退してしまったのは残念。 改めて、K点ジャンプではもう勝負には絡めない。
12月29日 予選
11
|
ヤコブセン(NOR) |
139.0m/149.7点
|
12
|
シュリーレンツァウアー(AUT) |
138.0m/148.4点
|
13
|
マリシュ(POL) |
135.0m/144.5点
|
14
|
キュッテル(SUI) |
135.0m/143.5点
|
15
|
モーゲンシュテルン(AUT) |
134.0m/140.7点
|
16 |
アマン(SUI) |
134.5m/135.6点 |
17 |
ラッピ(FIN) |
129.5m/133.1点 |
18 |
アホネン(FIN) |
129.0m/131.2点 |
19 |
コフラー(AUT) |
127.5m/129.0点 |
10 |
コルニロフ(RUS) |
127.5m/129.0点 |
14 |
ヤンダ(CZE) |
127.0m/127.1点 |
35 |
伊藤謙司郎(JPN) |
119.0m/110.7点 |
46 |
伊東大貴(JPN) |
114.5m/99.1点 |
47 |
岡部孝信(JPN) |
111.5m/95.7点 |
53 |
葛西紀明(JPN) |
108.5m/89.8点 |
対戦
36.伊藤謙司郎(JPN) vs 15.バーダル(NOR) 46.伊東大貴(JPN) vs15.モーゲンシュテルン(AUT) 47.岡部孝信(JPN) vs13.マリシュ(POL) 37.カルペンコ(KAZ) vs 14.ヤンダ(CZE) 43.ランダート(SUI) vs18.アホネン(FIN) 49.ピクル(SLO) vs12.シュリーレンツァウアー(AUT)
50.ボローニャニ(ITA) vs11.ヤコブセン(NOR)
久々に髪を切ったアホネン。やっぱり短い方がいい。ジャンプはどんどんよくなっていてラハティの練習よりもいいという。 対戦を見ると、強い選手が順当に勝ち上がりそう。伊東大貴は同年代のモルギと当たる。謙司郎クンは練習ではK点越え(123.5/122.5m)のジャンプをしてたのに...。優勝はヤコブセンとシュリーレンツァウアーの争いだろう。 |