◆◇◆◇◆◇◆ NORDIC COMBINED ◆◇◆◇◆◇◆
2005/2006 WORLD CUP |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
05/06の上位3名と個人的注目選手の各試合のジャンプとクロスカントリーの順位と、
アッカーマンがマテリアルに不満を訴えているので、使用スキーメーカーを記す。 今季で撤退するロシニョールを使っているのは上位選手ではアッカーマンとラミィシャプイ。 モアンも昨季までジャンプスキーはロシニョールだったが、今季からアトミックに換えている。 *Ger=Germina Mad=Madsuhus Ato=Atomic Fis=FIsche Rossi=Rossignol |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
グンダーセン、スプリントは前半がジャンプ、後半がクロスカントリー マススタートは前半がクロスカントリー、後半がジャンプ |
◆マンニネンの三連覇とトリノオリンピック 05/06はマンニネンが早々とWC総合優勝を決めたシーズンであり、トリノでゴットヴァルトが金メダルを獲ったシーズンであり、札幌でファイナルがあったシーズンだった。 開幕戦から一度もトップの座を明け渡すことがなかったからか、04/05よりもずっとマンニネンの圧勝だと思っていたが、そうでもない。04/05は17戦中10勝。アッカーマンが4勝、ゴットヴァルト、モアン、キルヒアイゼンが1勝ずつ。05/06は21戦中12勝でモアン、タンデ、キルヒアイゼンが2勝ずつ、シュテヒャー、ゴットヴァルト、ラミィシャプイが各1勝と、優勝者も昨季よりも多い、その分、試合数も多いけど。前半ジャンプをグンダーセンなら2分かそこら、スプリントなら1分差ぐらいにつけていれば、ああ、またハンヌに持って行かれるのか、と思う。多くの試合はマンニネンが勝つか否かが焦点だった。トリノの失速は未だに謎だが、走り偏重の現行のルールでは、今のジャンプを続けられる限り、マンニネンの黄金期は続くのかもしれない。 ◆ロニー・アッカーマン 05/06シーズンを語るに当たって、1つのポイントはマンニネンのライバルになり得たアッカーマンだと思う。アッカーマンは04/05シーズン、4勝で総合2位。後半は勝てなかったが、自国開催のWMで二冠(個人/スプリント)。いいシーズンでもあった。05/06は走力をつけたために体重が2、3kg増加。これがジャンプに影響したという。確かに走りは開幕からひと桁順位が続く。上の表を見てほしい。これまでのアッカーマンを思うと、まるでジャンプとクロスの順位が逆だ。ほかには夏に足首を怪我してジャンプの絶対数が足りていないこと、そして思うようなマテリアルが見つからなかったこともジャンプ不調の原因のようで、ロシニョールの撤退を機に、より良いスキーを探している。 走りを強化したためにジャンプが飛べなくなったとはよく聞く話だ。マリオも言っていた:ヤツは走りじゃ絶対、勝てないと言われ、奮起して走りを強化した、そうするとジャンプが悪くなると気づかずに。でもそのお陰でジャンプがトップじゃなくても勝てるとわかった、と(優勝したクーサモはジャンプ9位、クロス9位)。 ◆リレハンメルの乱 ◆フェリックス・ゴットヴァルト ◆棄権者続出の中で ◇トリノオリンピック◇ ◆最終ピリオド |
ジャンプの勝者とクロスの勝者→試合の勝者
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンプの勝者が試合に勝ったのは21戦中3戦+トリノのヘティッヒ。うちマススタートが2戦。マススタートはジャンプの強い選手に有利と言いたいところなのだが、そのうちの1勝はマンニネンだ。クロスの勝者が優勝したのは21戦中6戦+トリノのゴットヴァルト。ゴットヴァルトのクロス7回トップタイムというのは確かにすばらしいのだが、裏を返せば、前半のジャンプで出遅れることも多く、後半、全力で走っているということだ。人より速く走れて、それで表彰台や入賞に届くというのはスゴイことです。 |