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05/06 NORDIC COMBINED


SKI JUMPING
2005/2006 WORLD CUP

Janda
Ahonen
Kuettel
Loekelsoey
Morgenstern
Okabe
Overall
Overall
Overall
Overall
Overall
Overall
II
Kuusamo
1
1(100)
2
2(80)
16
16(15)
12(22)
12(22)
6
6(40)
予選落ち
Kuusamo
7
3(136)
2
1(160)
4
7(65)
16(15)
12(37)
6
6(80)
13
23(20)
Lillehammer
2
1(216)
5
2(205)
1
4(165)
8(32)
11(69)
9
6(109)
13
18(40)
Lillehammer
1
1(316)
6
2(245)
3
3(225)
28(3)
13(72)
8
9(141)
10
14(66)
Harrachov
7
1(352)
3
3(305)
1
2(325)
5(45)
10(117)
9
9(170)
18
13(79)
Harrachov
1
1(452)
2
3(385)
3
2(385)
4(50)
10(167)
12
9(192)
10
11(105)
Engelberg
1
1(552)
4
2(435)
5
3(430)
18(13)
10(180)
7
8(228)
DNS
16(105)
III
Oberstdorf
3
1(612)
1
2(535)
20
3(441)
2(80)
6(260)
36
9(228)
4
12(155)
Garmisch
1
1(712)
2
2(615)
4
3(491)
5(45)
5(305)
25
9(234)
10
14(181)
Innsbruck
2
1(792)
6
2(655)
7
3(527)
5(45)
6(350)
4
8(284)
8
12(213)
Bischofs
2
1(872)
1
2(755)
4
3(577)
3(60)
5(410)
8
8(316)
6
11(253)
Flying WM in Kulm
7
8
6
1
3
DNS
IV
Sapporo
DNS
1(872)
DNS
2(755)
DNS
3(577)
2
4(490)
DNS
9(316)
3
10(313)
Sapporo
DNS
1(872)
DNS
2(755)
DNS
4(577)
1
3(590)
DNS
10(316)
3
8(373)
V
Zakopane
11
1(896)
3
2(815)
13
4(597)
9
3(619)
7
10(352)
DNS
8(373)
Zakopane
4
1(946)
2
2(895)
8
4(629)
5
3(664)
3
8(412)
DNS
11(373)
Willingen
8
1(978)
6
2(935)
3
3(689)
16
4(679)
2
6(492)
12
11(395)
O
W
G
Torino
NH
13
6
5
3
9
23
LH
10
9
6
4
1
8
VI
Lahti
2
1(1058)
20
2(946)
4
3(739)
18
4(692)
5
6(537)
12
11(417)
Kuopio
8
1(1090)
DNS
2(946)
1
3(839)
13
4(712)
2
5(617)
16
11(432)
Lillehammer
17
1(1104)
25
2(952)
6
3(879)
4
4(762)
1
5(727)
14
13(450)
Oslo
5
1(1149)
12
2(974)
9
3(908)
27
5(766)
2
4(797)
19
13(462)
Planica
29
1(1151)
11
2(998)
4
3(958)
2
4(846)
9
5(826)
17
13(476)
Planica
DNS
1(1151)
10
2(1024)
12
3(980)
9
4(875)
13
5(846)
11
12(500)
WC overall
1
2
3
4
5
12
各選手、左の数字が試合の順位、右が総合順位、()が総得点。

◇今季、印象に残ったのは、アホネンが総合優勝もトリノの金メダルも逃したこと、アンディ・キュッテル(SUI)のブレーク、物怖じしないモ-ゲンシュテルンと予選落ちでシーズンが始まった岡部のがんばり。

◇アホネンは、WC総合三連覇を逃しても、恐らく最後になるであろう五輪に狙いを絞ってくるのではと思った。04/05は28戦中12勝でほぼ完勝に近かった。05/06は23戦中2勝(ヤンダは5勝)。アホネン自身もシーズンのベストジャンプにビショッフスホーフェンを挙げているが、今季はジャンプ週間のころが一番よかった。2勝もこのときしている。ほぼずっとヤンダが総合トップをキープしていたが、複合のマンニネンように独走ではなく、アホネンが待機している感じ。連勝でもすれば、キュッテルやリューケルソイにもチャンスはあった。総合優勝が決まったのは最終戦から1つ前、プラニッツァの1戦目だった。

◇開幕から:1本だけの開幕戦を勝ったのはGPで総合優勝しているヤンダ。アホネンは五輪シーズンを2位でスタートする。リレハンメルではキュッテルがWC初優勝。ハラホフで岡部、予選免除のトップ15入り。エンゲルベルク。伊藤謙司郎、WC初参戦で板が長すぎて失格。トリノの原田もそうだけど、誰かちょっと気をつけてあげられる人はいないでしょうか?!
◇ジャンプ週間:ヤンダ、アホネンを2点リードして迎えた最終戦のビショッフスホーフェン。試合にはアホネンが勝って、54回目にしてジャンプ週間史上初の同点優勝という珍しい結果に。

◇2日間に渡って4本で争われるフライング世界選手権。ポイントはWCに加味されない。日本のAチームはシーズン前の予告通り参戦せず。で、1人も本戦に進めなかった。最近、フライングといえばNORだが、リューケルソイが二連覇を果たす。ゴルディの引退セレモニーもあった。ゴルディ、非公式だが215.5mのヒルレコードを飛んでいる。

◇札幌は恒例と化している大イベント直前開催というのは避けられたものの、アホネン、ヤンダなどは欠場。大倉山が大好きなリューケルソイが強かった。岡部、表彰台に乗る。

◇ザコパネでマッティ・ハウタマキ、二連勝。

◇ヴィリンゲン:コフラー初優勝。団体戦では日本5位。

◇トリノ五輪では優勝候補は真価を発揮できず。ソルトレイクのアマンに比べたら、ある程度は実績のある選手が金メダルを獲った。ノーマル金メダルのビストールもインスブルックで勝っている。

◇ノルディックトーナメント:最終ピリオドをうまくこなせば、アホネンにはまだWC総合連覇が可能だった。04/05は大嫌いなクオピオを無難に終えたことが総合優勝につながった。第1戦、地元のラハティでは1本目をなんと30位通過。チームメイトのハッポネンが初優勝。クオピオは欠場し、リレハンメルにかけたが振るわず。

◇リレハンメル:モーゲンシュテルン、久々の優勝。16歳で初優勝し、その後、トントン拍子に勝ちを重ねなくて、彼のためにはよかったと言われている。トリノの金メダルはモルギ時代の夜明けを感じさせる。今年は高校を卒業できるようなので、より競技に集中できるのでは。

◇オスロ:マリシュ、久々の優勝。

◇プラニッツァ:ヤンダはフライングが苦手だからアホネンはまだチャンスが残っていたが、生かせず。アホネンが11位で終わったことで、ヤンダの総合優勝が決まった。優勝はロムレン。札幌に次いで2勝目。最終戦はハッポネンが2勝目を挙げる。

◇原田と宮平の引退:
'98年に引退したFINのコーチ、アリペッカ・ニッコラは'69年生まれ。'70年の岡部と'68年の原田の間。しきりにその年で現役を続けていることが信じられないと言っていた。企業に雇われている日本と違って、FINはアホネンやマンニネンクラスのトップでない限り競技で食べていくことは難しい。だから自分で期限を決めて競技をするのだろう。それはどんな競技でもそう。プロにはなったものの2、3年で芽が出なければ見切りを付ける。結婚して家族を持てば食べていかなければならない。一線でできなければ、自腹を切ってまで続けていく意味はない。WCを外されてまで続けたというのは、すごく精神的に強い人なんでしょうね。原田は世間に求められる原田だからこそ、ここまでやってこられたのだと思うし。荻原健司さんは「30過ぎて自分が続けられる状況というのも本当はおかしいのかも」と引退会見で言っているが、原田がトリノに選ばれたのは、決して人気先行ではなく成績順だった、あの時点で。これからはどうかいい若手を育ててください。指導者としてのお手並み拝見です。
宮平クンに関しては、いつかモノローグに書いたけど、彼は新聞で自分の引退を知ったというし、本当は'03ヴァルディフィエンメWMで辞めたかったのにトリノまでと頼まれ、続けてきたとかいう話。私がこの仕事を始めたのは長野の年。長野が終わって、日本チームが下降し始めるころ一番よかったのがミヤジだった...。お疲れさまでした。