FIS WORLD CUP SKI JUMPING SAPPORO 2009


 =2月1日(日) の試合中止に伴う払い戻しについて=
 
前売券:買ったところで払い戻し
 ・4プラプレイガイド・大丸プレイガイド 2月1日(日)-2月28日(土)
 ・ローソンチケット 2月3日(火)-28日(土)
 ・チケットぴあ 2月4日(水)-28日(土)

 当日券:当日、会場で払戻しを受けなかった方は札幌スキー連盟事務局へ。
当日券: 札幌スキー連盟事務局:札幌市中央区北2条西3丁目札幌ビル10F

 
詳しくは札幌スキー連盟にお問い合わせください。


スケジュール ※スケジュールは変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
09年1月30日(金) 15:00 公式練習 
09年1月30日(金) 17:00 第18戦 予選 公式練習
09年1月31日(土) 14:30 開場
09年1月30日(金) 16:00 第18戦 試技
09年1月30日(金) 17:00 第18戦 1本目

09年2月01日(日) 19:30 開場
09年1月30日(金) 10:00 第19戦 予選
09年1月30日(金) 11:00 第19戦 1本目

TV放送予定
09年1月31日(土) WC第18戦 19:10 - 21:00 NHK BS1 
09年2月01日(日) WC第18戦 12:05 - 13:05 NHK 総合
09年2月01日(日) WC第19戦 15:30 - 16:25 HBC(TBS系)


チケット
前売券:大人1,600円
当日券:大人2,000円 シニア(65歳以上)1,000円(年齢を確認できるものを提示)
当日券:高校生1,000円 中学生以下無料
前売券取扱い場所 :4プラプレイガイド・大丸プレイガイド
前売券取扱い場所 :ローソンチケット:Lコード16389 発売期間 11/29 10:00 - 2/1 11:00
前売券取扱い場所 :チケットぴあ:Pコード681-403 発売期間 11/29 10:00 - 2/1 11:00 
交通機関
地下鉄東西線「円山公園駅」下車
・地下鉄東西線「円山公園駅」からJRバス(路線増発便)を運行(有料)。 
・バス料金 大人:200円 小人100円(乗継券・共通ウィズユーカード・一日乗車券等も利用可能)
・往路:1月31日(土)14:30-17:00 / 2月1日(日)8:30-11:00
・復路:競技終了後随時
                 
≪臨時駐車場≫
・「円山動物園駐車場」を臨時駐車場としてご利用ください(無料)。
なお、円山動物園からは、上記JRバス(路線増発便)をご利用下さい。 
・駐車場利用可能時間:1月31日(土)14:30-20:00 / 2月1日(日)8:30-14:00

天気予報
さっぽろお天気ネット http://www.sweb.co.jp/tenki/
大倉山のピンポイント予報をご参考に


2月1日(日) 札幌ワールドカップ初の中止
朝は太陽も顔を出していた。でも、風が強い...。雲も出てくる。そのうち雪も...。試技は中止。テストジャンパーが飛ぶも、なかなか始まらない。「この雲が行けば、落ち着くはず」今日の雪なら、軽い粉雪だから、ブロアーがあれば何とかなる(いや、係の人、大変だけどね)。TCMが開かれ、天候の回復を待つ間に、軽い昼食を摂ることに。用意されたのはカップ麺。それでも一度に全員分はそろわず、最初に食いっぱぐれた選手はかなり長く待つことになる。天気とごはんと、両方でイライラ...まぁ、イライラしたら負けなんだろうけど。
...結局、待てども風は弱まらず、1時半、中止決定。去年は待ったらできたのにね。
出がけにうちの車が壊れた。地下鉄があるから何の問題もなかったけど、考えてみれば、何かの前触れだったかな。

1月31日(土) シュリーレンツァウアー、圧勝。
11 シュリーレンツァウアー(AUT) 133.0(1)+120.5(2)/253.3
12 モーゲンシュテルン(AUT) 112.0(8)+123.5(1)/216.9
13 ロイツル(AUT) 112.0(7)+119.5(3)/211.2
14 ケイトゥリ(FIN) 127.0(2)+96.5(22)/193.3
15 渡瀬雄太(JPN) 121.5(3)+99.0(18)/187.9
16 ヨケルソイ(NOR) 116.0(5)+104.0(12)/186.5
17 アマン(SUI) 107.5(11)+111.5(5)/185.7
18 伊東大貴(JPN) 109.0(10)+110.5(7)/185.6
19 キュッテル(SUI) 104.5(15)+114.0(4)/183.6
10 フラ(POL) 111.5(9)+106.0(11)/180.5
11 ノイマイヤー(GER) 118.0(4)+102.5(17)/180.4
12 岡部孝信(JPN) 103.5(17)+109.5(8)/172.9
14 コッホ(AUT) 107.5(12)+98.5(19)/159.3
15 湯本史寿(JPN) 105.5(16)+102.5(13)/158.9
18 竹内択(JPN) 107.5(12)+94.5(23)/150.6
19 船木和善(JPN) 107.5(14)+93.5(24)/147.8
20 栃本翔平(JPN) 88.0(30)+112.0(6)/145.5
21 坂野幸夫(JPN) 102.0(21)+96.5(21)/143.0
22 ムジオール(GER) 90.5(28)+107.0(10)/143.0
25 M.ハウタマキ(FIN) 106.0(17)+92.5(27)/135.3
27 ヴァンク(GER) 99.5(23)+93.0(26)/126.0
30 山田大起(JPN) 91.0(27)+83.5(30)/96.1
31 吉岡和也(JPN) 87.0(31)/48.6
34 梅崎慶大(JPN) 89.0(34)/46.7
37 小山内佳彦(JPN) 82.0(37)/37.6
39 東輝(JPN) 79.0(39)/27.2
シュリーリかモルギかロイツルか、はたまたアマンか。誰もが札幌はいただき、と思っている...。

加えて大倉男、ヨケルソイや、地元でここぞとばかりにワールドカップポイントを稼ぎたい日本勢。シュリーリが生まれたときにはここで飛んでいた岡部クン...。

今の信号システムはコリドーと風速のMaxなどを設定すると、そこにはまらないと青にならない。それで何度も待つことになる。風はくるくる巻いていた。

シュリーリの1本目、スタートから目で追っていると、踏み切りで顔が上がるほど高い飛び出し。ひとりだけ、風をもらったようでもあるが、本人曰く、キャリアの中で5本の指に入るという完璧なジャンプだった。

終わってみればAUTの表彰台独占。

渡瀬選手はキャリアで最高の5位。Man of the dayも獲って賞金は合わせてて5,000スイスフラン。世界選手権をぐっと引き寄せた。

天気
Gate
Speed Max
Ave
最長不倒 m
備考
'09 1/31
試技
晴れ
11
87.9
Loitzl
86.8
86.7/132.5 Amman
86.7/127.5(10) Schlieri
1本目 晴れ 10 87.6 Loitzl 86.7 87.1/133.0 Schlieri
2本目 晴れ 10 87.5 Loitzl/Morgi 86.7 87.5/123.5 Morgi
'08 2/1 予選 17 90.5 Koch 89.5 90.5/120.5 Koch
2/2 試技 時々曇 14 89.1 88.8 128.5 Morgi
16 90.0 89.3 131.5 Jacobsen
18 91.0 89.5 137.5 Olli
1本目 小雪 15 89.6 Koch 88.7 89.0/125.5 Morgi
2本目 小雪 18 90.6 Koch 89.9 90.0/131.5 Morgi
2/3 予選 12 88.1 Koch 87.2 86.9/136.5 Olli
1本目 晴れ 10 87.4 Kuettel 88.4 86.9/139.0 Morgi
2本目 小雪 10 90.5 Kuettel 86.5 86.8/135.0 Morgi
いつになく低いゲート設定が話題になったので、同じく10番ゲートだった去年と比べてみた。外的条件が異なるので一概には比べられないが、例えば'07のWMの団体戦は11、12番ゲート。いつか一覧を作りたい(ここに載せるには膨大すぎるので)。
記者会見 
−まずは全員に札幌の印象と今大会での目標。
グレゴア・
シュリーレンツァウアー(AUT) 19歳。
WC総合1位。
シュリーレンツァウアー:札幌に来るのは3回目*。街が好き、台も好き。札幌はボクにとって特別。それは2年前の世界選手権で団体金メダルを初めて獲った場所だから。今日は少し凍ってたけど、練習はよかった。満足している。

ロイツル:札幌には何度も来ている**。興味深い台で、ここで飛ぶのが好きで札幌に来るのも好き。ここ最近、表彰台に乗っているので、ここでもそれを目指している。

モーゲンシュテルン:自分も札幌が好き。台も好き。いい思い出があるから***。今日の整備は完璧だった。去年は難しい状況だった。ここに来たときすでに総合1位で、総合優勝がかかっていたからよい成績を出さなければならなかった。今年はちがう。試合がとても楽しみで、この札幌から後ろから追いかける形で、がんばりたい。

岡部孝信:何で自分がここ(記者会見)に呼ばれたのかわからないんですが。22年、ここで飛んでいる。地元だし、世界のトップが来てるので、追いつけ追い越せでがんばりたい。

湯本史寿:今回はナイターで向かい風ではなく追い風だと思う。トップ選手を見習い、吸収して、優勝、表彰台を目指して飛ぶ。

トーマス・
モーゲンシュテルン(AUT)
22歳。
WC総合5位。

−モルギに:スキーの表面の絵柄について教えてほしい。
モルギ:
今季、悩んでスキーを代えることにした。試してみて、アトミックで飛ぶことに決めた。そのご褒美として、アトミックが特別なオリジナルスキーを作ってくれるというのでデザインを考えた。2種類あって、1つは飛行機とスケボー、マウンテンバイクの絵柄。もう1つはトリノのときの自分のフライトの姿。
そういう特別なものを作ってもらったことで、難しいときでも、また一番になろうとモチベーションが上がる。




−ロイツルに:今季の好調の原因とシュリーリら若手からの影響。
ヴォルフガング・
ロイツル(AUT) 29歳
WC総合3位

ロイツル:夏に大きな決断をし、スキーをアトミックに代えた。
準備段階では慣れるのに大変だったが、それは当たりだった。
冬にいい結果が出せたから。
チームにトップ選手がいることは長所。
モチベーションになるし、目標にできるからいい。



−今季、1試合を除いて3人が優勝を分けている。札幌ではどうなると思うか。
シュリーリ:答えるのは難しい...。札幌は風が難しいので有名だから、ちがった人が勝つかも。

ロイツル:向かい風が強ければフライトが持ち味の選手が勝つ。例えばオカベとかフナキとか。みんなにチャンスはある。

モルギ:風に関しては2人と同じ意見。レベルにそれほど差がないし接戦になるだろう。日本人が勝つかもね。というのは2005年に船木が勝ったし、そのときボクは2位だった。おもしろくて公平な試合を望む。今季はユモトも勝ってるし、他の選手が勝つ可能性はある。

岡部:3人が勝つ可能性が高いが、風をもらっていい成績を出したい。

湯本:プラジェラートのような条件なら、自分?!
公平な条件なら今日を見てもやっぱりシュリーレンツァウアーじゃないのか。

−バンクーバーのあと、日本へ来ると決めた理由。
シュリーリ:
今、絶好調。いい思い出もあるし、好きだから。決断はよかったと思っている。

ロイツル:調子はいい。WCを欠場する理由はない。休んで調子を落としたくないし、夏に充分トレーニングしたので、休む必要はない。

モルギ:ボクは2週間休んだ。ザコパネには行かなかった。クルムのフライングのあとで、札幌かザコパネかで考えて、迷わず札幌を選んだ。好きだし、得意な台だから。弾みをつけて世界選手権に行きたい。

−湯本選手に:今季の自己評価。
湯本:
昨年からWCに参戦。去年は成績は出なかったが今季は勝てた。そのほかはポイントを取れたり取れなかったりで、2本まとまっても18位とか。去年よりはいいが、まだまだ。世界選手権も五輪もあるので、成績を出せるように、いろんな人を見て勉強したい。

岡部選手に:バンクーバーへ行った成果。
岡部:
五輪の台だし、今季初のWC。どんなものか自分の位置がわかった。これからもWCを回れたら、徐々に上に上がっていきたいし、今回、バンクーバーに行けてプラスだった。

−日本チームは明日、世界選手権メンバーが発表されるが、特別な意気込みは。
岡部:
ないです。ふつうに飛んで、結果が出れば、選ばれるし...。

*1回目は2005年宮様、2回目が世界選手権、そして今年。
**ロイツルは札幌7回目。WMではLHは出場していない。これまでの最高は2001年の2位。
***モルギは5回目。WMは5位。これまで2勝(去年)。
ちなみにアマンは札幌は7回目。WMでLH金、NH銀。ソルトレイクの二冠金メダリスト。

1月30日(金) 公式練習 フルリザルツはFISのHPでどうぞ。
T1(G16)
T21(G)
T3(G)
梅崎慶大(JPN) 197.0 192.0(16) 197.0(15)
山田大起(JPN) 186.5 105.5 104.0
吉岡和也(JPN) 111.5 101.0 198.5
坂野幸夫(JPN) 189.0 196.0 115.0
船木和善(JPN) 123.0 104.0 115.5
東輝(JPN) 107.5
119.5
190.5
小山内佳彦(JPN) 101.5 112.0 122.0
ムジオール(GER) 180.0 191.0 106.5
岡部孝信(JPN) 198.0 124.5 124.5
竹内択(JPN) 119.0 122.0 118.5
栃本翔平(JPN) 102.5 123.5 127.5
伊東大貴(JPN) 100.5 120.0 131.0
ヨケルソイ(NOR) 105.5 122.0 128.0
渡瀬雄太(JPN) 190.5 110.0 117.0
湯本史寿(JPN) 107.5 112.0 122.5
ノイマイヤー(GER) 101.5 125.5 131.5
M.ハウタマキ(FIN) 114.5 123.5 135.0
コッホ(AUT) 117.5
104.0
109.5(14)
モーゲンシュテルン(AUT) 121.5 127.5 121.0
ロイツル(AUT) 199.0 126.0 122.5
シュリーレンツァウアー(AUT)
122.0
132.5(14) 134.5

参加選手:
※ここに各国スキー連盟、または新聞発表された来日予定選手を載せていく。
JPN:岡部孝信、葛西紀明、渡瀬雄太、栃本翔平、湯本史寿、伊東大貴、竹内択(1/27発表)
JPN〈開催国枠〉東輝、船木和善、坂野幸夫、吉岡和也、山田大起、小山内佳彦
今季からクオータのルールが変わったのを忘れていた...。「COCのトップ3にも出場権が与えられる」...この権利を行使できるのは初めてかな...しかも、何のトップ3かというと、CRL(コンチネンタルカップランキングリスト)の総合ではなく、終わったピリオドのランクだった。で、コンチの4ピリで岡部選手4位。何で?! 4位だよ? 何かの間違いかと思ったけど、クオータ7をもらってるのはGER、NOR、JPN...どうも2位、3位がNORなので、繰り上がった模様。ちなみに1位はウルマー(GER)。CRLの1位はAUTのラックナー。TOP10には6人も入ってる...。
AUT:シュリーレンツァウアー、モーゲンシュテルン、コッホ、ロイツル(AUTスキー連盟発表)
FIN:M.ハウタマキ、ケイトゥリ(YLEより) コヴァリエッフ、リンドストローム(1/27 FIN連盟発表)
GER:ノイマイヤー(Skispringen.com他)ヴァンク、メヒラー、ムジオール(1/27 GER連盟発表)
NOR:ヨケルソイ、ペッテシェン、エルヴェルムソルセル、スクレット(1/25付VG)
SUI:アマン、キュッテル(1/28 Schweizer Fernsehen)
札幌までの試合の順位と総合順位
今年のザコパネは例年になく出場者が少なかった。その後にバンクーバー五輪のプレ大会が控えているのと、世界選手権のために、どこで休むかという選択だったと思う。
札幌の前で第4ピリオドが終わる。札幌に来るか否かは、毎年そうだが、WC総合ではけっこうターニングポイントだ。総合優勝を狙うなら、札幌は飛んでおきたい。2つ獲れば、200点加算でっせ、ダンナ...←誰?! WMに的を絞るなら、欠場もあるだろう。さて、札幌、誰が来るのか、誰が勝つのか。とくにシミィは来た方がいいと思う(なぜ名指し?!)
2.Peri.
Kuu
総合
Trond
総合
Trond
総合
Prage
総合
Prage
総合
Engel
総合
Engel
総合
アマン
1
1
5
2
1
1
1
1
2
1
3
1
1
1
シュリーリ
3
3
1
1
3
2
2
2
4
2
1
2
4
2
ロイツル
2
2
9
3
10
5
8
4
8
4
2
3
2
3
3.Peri.
Oberst
総合
G.P
総合
Inns
総合
Bishofs
総合
アマン
1
1
2
1
8
1
2
1
シュリーリ
4
2
4
2
2
2
4
2
ロイツル
2
3
1
3
1
3
1
3
4.Peri.
Kulm
総合
Kulm
総合
Zako
総合
Zako
総合
Van
総合
Van
総合
アマン
2
1
3
1
5
1
3
1
4
2
6
2
シュリーリ
1
2
1
2
2
2
1
2
1
1
1
1
ロイツル
7
3
10
3
1
3
2
3
2
3
5
3

札幌のススメ
日本を欠場する理由として、移動のリスク、時差ボケによる体調不良(日本で、そして戻ってから)が挙げられる。ジャンプ選手は総じて3、4%の体脂肪率。体脂肪率が低いと非情に風邪をひきやすいそうで、耐性がないらしい。去年、竹内クンが「飛行機で寝られないと必ず風邪をひく」と会見で言っていたけれど、飛行機は乾燥した密閉された空間で、ウイルスはウヨウヨいる。
その一方で、最近は、ロイツルも会見で言っているように、なまじ休まない方がいいという考え方もある。休む→練習→移動→試合という一週間のリズムを崩さない方がいい。今、調子がいいなら、たくさん休むとか、特化したトレーニングをするとか、何か特別なことをすべきではないと。もちろんシーズンを通してずっと好調というのもありえないのだけど。
この台が得意なら、上向いていくきっかけにもなるし、みんなが来ないならなおさら、チャンスだよ。