ジャンプ週間
VIER SCHANZEN TOURNEE
基本情報


ドイツとオーストリアのまったくプロフィールの異なる4つのジャンプ台、オーバーシュトドルフガルミッシュ-パルテンキルヒェンインスブルックビショッフスホーフェンで年末年始に繰り広げられる伝統ある大会。

■ジャンプ週間歴代総合優勝者■ See details→ 02/0303/0404/0505/0606/0707/0808/09
4HT総合
09/10 コフラー シュリーリ、2勝するも、初戦、オーベでのアドバンテージでコフィの逃げ切り。
08/09 ロイツル WC参戦12シーズン目にして感動のWC初優勝、そして三連勝。
07/08 アホネン インスが悪天候のため中止。ビショッフスで2戦行われる。アホネン5度目の4HT総合優勝。
06/07 ヤコブセン ヤコブセンv.s.シュリーレンツァウアーの新星対決。
05/06 アホネン/ヤンダ 珍しい2人同点優勝。
04/05 アホネン ハラホフから6連勝していたアホネン、ビショフスで負け、4戦全勝ならず。
03/04 ペッテシェン コヨンコスキに発掘されたNORの新人、ペッテシェン3勝してV。
02/03 アホネン ハナヴァルト、1戦目を勝ち、期待はふくらんだが...。
01/02 ハナヴァルト ハナヴァルト、史上初の4戦全勝は鳥肌ものだった。
00/01 マリシュ 小さな巨人、マリシュ時代の幕開け。
99/00 ヴィドヘルツル シュミットが勝ったあと、ヴィドヘルツルが3連勝。
98/99 アホネン シュミット2連勝するも...。アホネン、1勝もせずに総合を獲る。
97/98 船木和善 後の金メダリスト、船木の3連勝を、後に4HT全勝するハナヴァルトが止めた。

■歴代優勝者■
Oberstdorf
G.Partenkirchen
Innsbruck
Bischofshofen
4HT総合
OWG/WM(LH)
WC総合
09/10 コフラー シュリーレンツァウアー シュリーレンツァウアー モーゲンシュテルン コフラー アマン アマン
08/09 アマン ロイツル ロイツル ロイツル ロイツル キュッテル シュリーレンツァウアー
07/08 モーゲンシュテルン シュリーレンツァウアー アホネン アホネン アホネン モーゲンシュテルン
06/07 シュリーレンツァウアー キュッテル ヤコブセン シュリーレンツァウアー ヤコブセン アマン マリシュ
05/06
アホネン
ヤンダ
ビストール
アホネン
アホネン/ヤンダ
モーゲンシュテルン ヤンダ
04/05
アホネン
アホネン
アホネン
ヘルヴァルト
アホネン
アホネン アホネン
03/04 ペッテルセン
ペッテルセン1
ジョンタ
ペッテルセン
ペッテルセン アホネン
02/03
ハナヴァルト
ペテルカ
アホネン
ロモレン
アホネン マリシュ マリシュ
01/02
ハナヴァルト ハナヴァルト ハナヴァルト
ハナヴァルト
ハナヴァルト アマン マリシュ
00/01 シュミット 葛西紀明 マリシュ マリシュ マリシュ シュミット マリシュ
99/00 シュミット ヴィドヘルツル ヴィドヘルツル ヴィドヘルツル ヴィドヘルツル シュミット
98/99 シュミット シュミット 葛西紀明 ヴィドヘルツル アホネン シュミット シュミット
97/98 船木和善 船木和善 船木和善 ハナヴァルト 船木和善 船木和善 ペテルカ
96/97 トーマ ペテルカ 船木和善 トーマ ペテルカ 原田雅彦 ペテルカ
OWG=冬季五輪、4年に一度 98長野 02ソルトレイクシティ 06トリノ
WM(LH)=世界選手権 2年に一度 99ラムザウ 01ラハティ 03ヴァルディフィエンメ 05オーバーシュトドルフ 07札幌
挙げたのはラージヒルの金メダリスト 
■試合形式■
試合は96/97から導入されたK.O.システムで行われる。まず前日の予選で50人に絞られ、この50人が、予選1位と50位、2位と49位...25位と26位というふうに対戦し(対戦は25位対26位から始まる)、点数が上の選手が勝ち残る。勝った25人と、ラッキールーザーと呼ばれる負けた選手の中の上位5人(敗者復活)の計30人が決勝に進める。決勝は通常のWCと同様、1本目の順位の逆順で30位からスタートする。
悪天候等で前日に予選が行われなかった場合、試合はK.O.システムでは行われない。

■各ジャンプ台の特徴■
■OBERSTDORF■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■  
第1戦 オーバーシュトドルフ(GER)シャッテンベルクシャンツェ
優勝者
08/09 アマン
07/08
モーゲンシュテルン
06/07
シュリーレンツァウアー
05/06
アホネン
04/05
アホネン
03/04
ペッテルセン
02/03
ハナヴァルト
01/02
ハナヴァルト
00/01
シュミット
99/00
シュミット
98/99
シュミット
97/98
船木和善
96/97
トーマ
K点:
120m 
HS: 137m 
シャンツェレコード: 143.5m/ペッテルセン(NOR)/03.12.29.
特徴:午後の早いうちは強い追い風が吹くことがある。助走路は急で踏み切り台が短くてむずかしい台。


■ ■GARMISCH-PARTENKIRCHEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第2戦 ガルミッシュ-パルテンキルヒェン(GER)オリンピックシャンツェ
優勝者
08/09 ロイツル
07/08
シュリーレンツァウアー
06/07
キュッテル
05/06
ヤンダ
04/05
アホネン
03/04
ペッテルセン1
02/03
ペテルカ
01/02
ハナヴァルト
00/01
葛西紀明
99/00
ヴィドヘルツル
98/99
シュミット
97/98
船木和善
96/97
ペテルカ
K点:
125 m 
HS: 140 m 
シャンツェレコード: 141.0 m/シュリーレンツァウアー(AUT)/00.01.01.
特徴:技術的に多くを要求される台。向かい風であることは珍しく、上昇気流もほとんどない。助走中はいいのか悪いのかわからず、距離を聞いてやっとわかる。
2007年、改修ではなく、取り壊して新築された。K115/HS125から、K125/HS140へ。150mまで飛べるという。助走路は急になり、テーブルは短くなった。プロフィール上は平らになったがラディウスは大きくなった。

■ ■ ■INNSBRUCK■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
3戦 インスブルック(AUT) ベルクイーゼル-シャンツェ
優勝者
08/09 ロイツル
07/08
アホネン*
06/07
ヤコブセン
05/06
ビストール
04/05
アホネン
03/04
ジョンタ
02/03
アホネン
01/02
ハナヴァルト
00/01
マリシュ
99/00
ヴィドヘルツル
98/99 葛西紀明
97/98 船木和善
96/97 船木和善
K点:
120m 
HS: 130m 
シャンツェレコード: 136.0m/マリシュ(POL)/04.09.11. 
特徴:風の状況は変わりやすい。向かい風を得れば距離を出せる台。スタートからインスブルックの街と墓地が見える。「踏み切り台は短く、着地面のRがきつくてブレーキングトラックはいつも凍ってる」とトーマに言わしめたこの台も01年K120に改修され、ブレーキングゾーンも作り替えられた。

*2008年、インスブルックは悪天候のため中止、ジャンプ週間第3戦はビショッフスホーフェンで行われた(つまりビショッフスで2戦)。

■ ■ ■ ■BISCHOFSHOFEN■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第4戦 ビショッフスホーフェン(AUT) パウル-アウサーライトナー-シャンツェ
優勝者
08/09 ロイツル
07/08
アホネン(×2)*
06/07
シュリーレンツァウアー
05/06
アホネン
04/05
ヘルヴァルト
03/04
ペッテルセン
02/03
ロモレン
01/02
ハナヴァルト
00/01
マリシュ
99/00
ヴィドヘルツル
98/99
ヴィドヘルツル
97/98
ハナヴァルト
96/97
トーマ
K点: 125m HS: 140m 
シャンツェレコード:145.0m/シュリーレンツァウアー/08.01.05.
特徴:すばらしい向かい風であることもある。大変危険な横風が吹くことも。ハナヴァルト:「永遠に助走が続くんじゃないかと思える。ず〜っとクラウチングしていて速さの感覚がなくなる、シャンツェが広いから。そうすると踏み切り台が来て、踏み切らなければならない。まだ何にも見えないのに」
体重の軽い、板の短い選手には不利とも言われている。

*2008年、インスブルックが悪天候で中止になったため、第3戦、第4戦とビショッフスホーフェンで2戦が行われた。勝者はいずれもアホネン。